【目次】
シリーズ・作曲家特集(3)ジョージ・ガーシュウィン特別編
今回はジョージ・ガーシュウィンの「Summertime」の様々な名演の聴き比べでした。「Summertime」は1935年に公開された初の黒人フォーク・オペラ『ポーギーとベス』の冒頭に登場する子守唄。『ポーギーとベス』のストーリーは、アメリカ南部のチャールストンの黒人居住区「キャットフィッシュ・ロウ」を舞台に障害を持つポーギーと麻薬に苦しむベスの愛の物語が描かれています。キャストは全て黒人で音楽も黒人霊歌やブルース、ジャズの要素を取り入れて作られたアメリカ音楽史上でも画期的な作品でした。
Billie Holiday「Summertime」
ブロードウェイで『ポーギーとベス』が初演された1935年の翌年1936年7月にビリー・ホリデイによって歌われたバージョン。メンバーは、ビリー・ホリデイのボーカル、バニー・ベリガンのトランペット、アーティ・ショウのクラリネット、ジョー・ブシュキンのピアノ、ディック・マクドノウのギター、ピート・ピーターソンのベース、コージー・コールのドラムス。
追悼
ピアニストで作曲家の今田勝さんが5月30日に93歳で亡くなりました。今田勝さんは1932年3月21日東京出身。大学在学中にバンドでジャズを始め、大学卒業後は就職するも1年で辞めてジャズ・ピアニストとしてのキャリアをスタートしました。クラリネット奏者:北村英治のバンドや自身のバンドで活動し、ストレートなジャズの他フュージョン・バンドを結成して活動したりしていました。
今田勝「Piko」
1979年12月に録音されたソロピアノの演奏で今田勝さんの代表曲。

