ラジオと音楽

ラジオから知った音楽のこと書いていきます

ウィークエンドサンシャイン 2020年10月24日(ホアキン・クーダー)

 

新譜紹介

 

Joachim Cooder『Over That Road I’m Bound』

ライ・クーダーの息子さん:ホアキン・クーダーの新作。アンクル・デイヴ・メイコンというバンジョー奏者の曲を特集しているアルバム。お父さんのライ・クーダーが家でよくバンジョーを弾いていたそうでアンクル・デイヴ・メイコンの曲も時々弾いていたそうです。ライ・クーダーピート・シーガーが弾いているのを聴いて好きになったそうです。ホアキンの娘さんもお爺ちゃんがバンジョーを弾いているのを聴いていたそうで、このアルバムの曲は娘さんの選曲が多いそうです。代々引き継がれるという感じですね。

アンクル・デイヴ・メイコンは1870年生まれで19世紀の終わりから20世紀にかけて自分の周りの歌をたくさん集めて作り替えたということです。フォークミュージックの出立はそういうものだそうです。このアルバムは同じようにアンクル・デイヴ・メイコンの曲の作り替えをしたとホアキン本人も語っているそうです。

Over That Road I'm Bound

Over That Road I'm Bound

  • アーティスト:Cooder, Joachim
  • 発売日: 2020/10/02
  • メディア: CD
 

 

Morning Blues

ライ・クーダーがこの曲を家でよく弾いていたそうで、ホアキンは幼児の頃から慣れ親しんだ曲ということです。



 

Over That Road I’m Bound To Go

アルバム・タイトル曲。

 

 

 

 

音楽遊覧飛行 2020年10月20日・22日(パコ・デ・ルシア&アル・ディ・メオラ&ジョン・マクラフリン、レイン・スルタノフ&イスハル・サラブスキ、ヴァルダン・オヴセピアン&タチアーナ・パーハ)

 

古典音楽 A to Z(サラーム海上

ジャズを通じて進化した音楽「ジャズ・フラメンコ」。マイルス・デイヴィスがスペインを旅し、フラメンコを聴き、その自由な即興に影響を受けたことからスタートしました。マイルスのモード・ジャズの完成形と言われる1959年のアルバム『Kind of Blue』には「Flamenco Sketches」という曲が収録されています。翌年の1960年マイルスはギル・エヴァンスと共にロドリーゴの「アランフエス協奏曲」やファリャの「火祭りの踊り」を取り上げたアルバム『Sketches of Spain』をリリースしました。マイルスはこの時、「フラメンコは我々のブルースのスペイン版だ」と語ったそうです。

その後、1967年になるとスペイン人のジャズのサックス奏者:ペドロ・イトゥラルデが当時デビューしたばかりのギタリスト:パコ・デ・ルシアをフィーチャーしたアルバム『Jazz Flamenco』をリリース。これがスペイン本国からの初めてのジャズ・フラメンコと言われています。

その後、パコが1973年にフラメンコにエレキ・ベースやパーカッションを取り入れた曲「二筋の川」を発表。この曲の大ヒットでヌエボ・フラメンコ(新しいフラメンコ)という呼び名が生まれ、パコ・デ・ルシアは世界的に知られるようになり、ジャズ・フラメンコも広まりました。

1977年パコはジャズ・フュージョンのギタリストのアル・ディ・メオラのアルバムに参加し、その後はジョン・マクラフリンアル・ディ・メオラと共にスーパー・ギター・トリオを結成。ワールド・ツアーを行い、フラメンコ・ギターを全世界のリスナーに届けました。

 

Paco de Lucia、Al Di Meola、John Mclaughlin「Espiritu」

1996年のアルバム『The Guitar Trio』より。

 

Guitar Trio

Guitar Trio

  • アーティスト:De Lucia, Paco
  • 発売日: 1996/10/15
  • メディア: CD
 

 

 

ワールドジャズ

今月の特集は「ワールドジャズ」。世界中の音楽家たちによるジャズです。

今回はコーカサスの国、アゼルバイジャンアルメニアのジャズが紹介されました。不幸なことにこの二国はナゴルノ・カラバフ地区という領土問題を抱えていて過去にも何度も戦争が起こりました。そしてこの9月末から軍事衝突が続き、双方に数百名の犠牲者が出ています。

 

Rain Sultanov&Isfar Sarabski「Oblivion

アゼルバイジャンの古典音楽:ムガームを取り入れた、ムガーム・ジャズの若手サックス奏者:レイン・スルタノフとピアニストのイスハル・サラブスキの共演曲。

Cycle

Cycle

  • 発売日: 2018/04/20
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

 

Vardan Ovsepian&Tatiana Parra「Qele Qele/Assum Preto」

アルメニアのティグラン・ハマシアンと並んで才能溢れる若手のピアニストでピアノ講師としても活躍するヴァルダン・オヴセピアン。彼がブラジルの女性歌手:タチアーナ・パーハとのデュオで今年発表した最新アルバムより。この曲はアルメニア音楽の父と呼ばれるコミタスとブラジル北東部音楽の父と呼ばれるルイス・ゴンザーガの代表曲をメドレーにしています。

Triptych

Triptych

  • 発売日: 2020/02/29
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

 

松尾潔のメロウな夜 2020月10月19日(クイーン・ナイジャ、トニー・トンプソン、マライア・キャリー)

 

新譜紹介

 

Queen Naija「Lie To Me(Feat. Lil Durk)」

クイーン・ナイジャの新譜『missunderstood』からの新曲。

フルアルバムとしては初めての作品だそうです。声がいいですよね。

missunderstood [Explicit]

missunderstood [Explicit]

  • 発売日: 2020/10/30
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

 

Songs in the Attic 〜屋根裏の名曲たち〜 第13回

90年代の男性R&B特集の2回目。前回は90年代の前半でしたが、今回は後半(95年以降)のアーティストの特集でした。

 

Tony Thompson「I Wanna Love Like That」

ベイビーフェイスが書き下ろし、テディー・ライリーがミックスを手掛けたトニー・トンプソンのソロ・デビュー・シングル。1995年のファースト・アルバム『Sexsational』に収録されています。

トニー・トンプソンはハイ・ファイブHi-Five)のリード・シンガー。残念ながらソロ・デビューは大きな成功に結びつきませんでした。この曲はR&Bチャート14位、ポップ・チャート59位だったそうです。2曲目は50位止まり、以降チャートインの記録がないそうです。そして、2007年31歳の若さで亡くなってしまいました。

Sexsational

Sexsational

  • アーティスト:Thompson, Tony
  • 発売日: 1995/06/27
  • メディア: CD
 

 

 

 

ナイトキャップ(寝酒ソング)

 

Mariah Carey「Slipping Away」

前回も紹介されたマライア・キャリー裏ベスト・アルバム『The Rarties』から1996年にリリースされたシングルのB面曲。初めてのアルバム化。