ラジオと音楽

ラジオから知った音楽のこと書いていきます

挾間美帆のジャズ・ヴォヤージュ 2023年9月10日(ジョージ・ガーシュウィン、ゲイリー・バートン & 小曽根真、サラ・ボーン、マイルス・デイヴィス、キース・ジャレット、ジェイコブ・コリアー) & 週間プレイリスト

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【目次】

 

#15 トリビュート:ジョージ・ガーシュウィン

今回は、9月に生誕125年を迎える、アメリカを代表する作曲家ジョージ・ガーシュウィンの特集でした。

ジョージ・ガーシュウィンは、1898年9月26日ロシア系ユダヤ人の移民の両親のもと、ニューヨークに生まれました。38年の短い生涯の中で、500曲以上もの歌を作曲、クラシック、映画音楽、ミュージカルと様々な分野で活躍し、今も愛される名曲を沢山残しました。

 

 

George Gershwin「Novelette in Fourths」

ジョージ・ガーシュウィンの1919年に録音されたピアノロールを使った演奏。


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Gary Burton & 小曽根真「Prelude 2」

ヴィブラフォン奏者:ゲイリー・バートンとピアニスト:小曽根真の演奏。この曲は、ガーシュウィンが1926年に作曲した3つの前奏曲の一つ。ゲイリー・バートンが愛弟子の小曽根真と2002年に発表したアルバム『Virtuosi』に収録されているバージョン。


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Virtuosi

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Sarah Vaughan「How Long Has This Been Going On?」

ガーシュウィンのミュージカルから生まれた名曲。ジョージ・ガーシュウィンの兄、アイラが作詞をし、ジョージが作曲するというコンビを組み、20以上の楽曲をブロードウェイやハリウッドに提供してきたガーシュウィン兄弟。

この曲は、1927年のブロードウェイ・ミュージカル「ファニー・フェイス」のために書かれた曲だったのですが、プロデューサーの意向で差し替えられて、翌年「ロザリー」という別のミュージカルで使われるようになった楽曲。

サラ・ボーンが1978年に録音したアルバム『How Long Has This Been Going On』より。オスカー・ピーターソンのピアノ、ジョー・パスのギター、レイ・ブラウンのベース、ルイ・ベルソンのドラム。


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Miles Davis「Summertime」

1935年にブロードウェイで初演されたオペラ「ポーギーとベス」は、代表作中の代表作。ジョージ・ガーシュウィン作曲、デュボース・ヘイワードとアイラ・ガーシュウィンが作詞。ヘイワードの原作小説を読んだガーシュウィンが、心優しくも貧しく足の不自由な黒人青年ポーギーを主人公にしたオペラを是非製作したいと、アメリカ南部の島まで取材に行って、現地の風習や音楽にインスピレーションを受けて作曲をしたそうです。

マイルス・デイヴィスが盟友の作編曲家ギル・エヴァンスと1958年に録音したアルバム『Porgy & Bess』より。


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Porgy & Bess

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Keith Jarrett「Someone To Watch Over Me」

1926年のミュージカル「オー・ケイ」の中の挿入歌。歌詞はアイラ・ガーシュウィン。自分を見守ってくれる理想の相手に会いたいなという思いを歌う楽曲。

キース・ジャレットが1999年に発表したアルバム『The Melody At Night , With You』収録バージョン。


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Jacob Collier「Fascinating Rhythm」

この曲は1924年のブロードウェイ・ミュージカル「レディ・ビー・グッド」の中の1曲。このミュージカルにはフレッド・アステアも出演しており、姉のアデル・アステアとガーシュウィンの弾くピアノで録音された音源も発表されました。

2014年にジェイコブ・コリアーがカバーしたバージョン。ジェイコブ・コリアーは、2011年から多重録音のアカペラと楽器演奏による動画を自宅のベッドルームからYouTubeで配信し、世界中で話題となって、その後デビューしました。様々な楽器を操る、シンガー、作曲家、アレンジャー、プロデューサー。5度のグラミー賞にも輝いているミュージシャン。アルバム『Pure Imagination』より。


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週間プレイリスト

9月11日から17日までのブログに掲載した曲のプレイリストです。