マンの音楽
Miles Davis「The Man I Love」
この曲はジョージとアイラのガーシュウィン兄弟による1924年のバラードで、当初予定していたミュージカルでは使われず、1928年にあるジャズ楽団がヒットさせ、1937年にはベニー・グッドマン楽団の演奏が大ヒットとなり、この年の初夏にジョージ・ガーシュウィンは夭折しておりますが多くのカバー・バージョンが生まれスタンダード・ナンバーとなりました。
マイルス・デイヴィスの1959年リリースのアルバム『Miles Davis & The Modern Jazz Giants』より。録音は1954年でピアノのセロニアス・モンク、ビブラフォンのミルト・ジャクソンなどのクインテット編成。
Mongo Santamaria「Watermelon Man」
この曲はジャズ・ピアニストのハービー・ハンコックが1962年のデビューアルバム『Takin' Off』で発表したもので、スイカ売りの売り声をモチーフにゴスペル感のある仕上がりでジャズのスタンダード・ナンバーになっております。
この演奏は昨年夏に公開された音楽映画『Summer Of Soul』に登場したキューバ出身でアメリカで活躍したパーカッショニスト:モンゴ・サンタマリアによる演奏。この映画は1969年の夏、ニューヨークのハーレムの公園で開催されたソウルやゴスペルなど、ブラック・ミュージックのフェスティバルを記録したものです。