ヨーロッパのギタリストたち
Django Reinhardt「Minor Swing」
ヨーロッパのギター・レジェンドと言えば、ジャンゴ・ラインハルト。
ジャンゴ・ラインハルトは、1910年ベルギーとフランスの国境近くで生まれました。フランス北部やベルギーなどで生活しているロマ民族をマヌーシュと呼ぶそうですが、彼が確立したロマ音楽とジャズを融合した演奏スタイルはマヌーシュ・ジャズと呼ばれています。18歳の時に火事で火傷を負って左手の2本の指(薬指と小指)が使えなくなったそうです。なので親指以外二本の指でギターを弾いているそうですが、とても二本の指で弾いているとは思えない演奏です。
この曲は、1949年に録音されたステファン・グラッペリとの共作でジャンゴ・ラインハルトの代表曲。
Django Reinhardt「Improvisation #6」
ジャンゴ・ラインハルトのソロ演奏。すごくいいです。
Larry Coryell、Philip Catherine「My Serenade」
ベルギー出身のギタリスト、フィリップ・カテリーン。
フィリップ・カテリーンは、1942年にイギリス人の母親とベルギー人の父親の間にロンドンで生まれ、ベルギーで育ちました。ジャンゴ・ラインハルトから大きな影響を受けています。
1977年アメリカのギタリストであるラリー・コリエルとデュオでジャンゴ・ラインハルトの曲を演奏しています。左がラリー・コリエル、右がフィリップ・カテリーンだそうです。『Splendid』というアルバムに収録されています。
Ulf Wakenius「Once Upon A Time In America」
スウェーデンのギタリスト、ウルフ・ワケーニウス。2017年に息子のエリックとアコースティック・デュオでリリースしたアルバム『Father & Sun』に収録されている曲。エンニオ・モリコーネの映画音楽「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」。
ホット・ピックス
Wayne Shorter『Music of Wayne Shorter』
4月1日に新型コロナウイルス感染により85歳で亡くなったエリス・マルサリスの息子ウィントン・マルサリスが監督・指揮するジャズ・アット・リンカーン・センター・オーケストラが2015年5月ウェイン・ショーターの名曲から選りすぐった10曲をビッグ・バンド用にアレンジし、ウェイン・ショーター本人もメイン・ゲストとして迎えて演奏するコンサートを行った音源。
Contemplation
Lost
The Brecker Brothers『Live and Unreleased』
ブレッカー・ブラザーズの1980年7月に行われたヨーロッパツアーのドイツ・ハンブルグでの未発表ライブがリリースされました。
Funky sea,Funky dew
2007年に亡くなったテナー・サックスのマイケル・ブレッカー作曲。長い曲です。
「ジャズ・トゥナイト」も「聴き逃し」始まったんですね。ありがたいです。