ラジオと音楽

ラジオから知った音楽のこと書いていきます

挾間美帆のジャズ・ヴォヤージュ 2023年7月9日(ハンス・ウルリク & ラーシュ・ヤンソン・トリオ、ボブ・ブルックマイヤー、ヤコブ・ブロ、マリウス・ネセット) & 週間プレイリスト


#10 北欧を感じたいJAZZ

挾間さんはNYにお住まいですが、一年の4分の1くらいはヨーロッパでお仕事をされているそうです。挾間さんが2019年から首席指揮者を務めるデンマーク・ラジオ・ビッグバンドが今年デンマークで行ったコンサートの録音音源と注目のアーティストが紹介されました。

 

Hans Ulrik & Lars Jansson Trio「Den Bla Anemone」

デンマーク・ラジオ・ビッグバンドのメンバーの一人、テナーサックス奏者ハンス・ウルリクが北欧ジャズの巨匠、ピアニストのラーシュ・ヤンソンのトリオと2013年に発表したアルバム『EQUILIBRIUM+』より。

この「青いアネモネ」という曲はデンマークを象徴する歌で、1943年牧師で詩人の詩人のカイ・モンクがナチスに占領されていたデンマークの人々の抵抗しようという想いをたくましく花を咲かし続ける青いアネモネに重ねて歌詞を書いたという作品。翌年、カイ・モンクは殺害されてしまうのですが、彼の死後イーギル・ハーダーによって曲が付けられ広く知られるようになったそうです。以来、デンマークの国民に愛され、デンマークを代表する合唱曲になったそうです。

※このアルバムはSpotifyでは見つかりませんでした。

 

 

Bob Brookmeyer「I Should Care」

アメリカ出身のトロンボーン奏者、作曲家ボブ・ブルックマイヤーが北欧のアーティストと制作した2001年のアルバム『HOLIDAY - BOB BROOKMEYER PLAYS PIANO』より。ボブ・ブルックマイヤーデンマーク・ラジオ・ビッグバンドの首席指揮者になっていた時期があったそうです。

このアルバムはボブ・ブルックマイヤートロンボーンでなくピアノを演奏しています。デンマーク出身のベーシスト:マッズ・ヴィンディング、ドラムス:アレックス・リールの北欧最強リズムを率いたアルバム。

 

 

Jakob Bro「Strands」

北欧ジャズ注目のギタリスト:ヤコブ・ブロの2018年に発表したアルバム『Returnings』より。ノルウェーを代表する名ジャズドラマー:ヨン・クリステンセンデンマークが誇る巨匠トランペッター:パレ・ミッケルボルグ、アメリカ人ベーシスト:トーマス・モーガンを迎えて演奏した作品です。

RETURNINGS

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Marius Neset「MANMADE: V. A New Creation」

挾間さんが作曲家としても、演奏者としても注目しているサックス奏者:マリウス・ネセット。挾間さんはデンマーク・ラジオ・ビッグバンドとマリウス・ネセットとの共演の指揮をしたり、マリウス・ネセットの作品を一緒に録音したりされているそうです。

マリウス・ネセットが2021年に発表したアルバム『マリウス・ネセット: サクソフォン協奏曲《マンメイド》』より第5楽章「新しい創造」。イギリス出身のエドワード・ガードナーが指揮をするノルウェーの名門オーケストラ:ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団とご自身の作曲作品を演奏して録音しているアルバムです。

MANMADE

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週間プレイリスト

7月10日から16日までのブログに掲載した曲のプレイリストです。

 

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