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ホットピックス
挾間美帆m_unit『Beyond Orbits』
挾間美帆さんのメジャー・デビュー10周年記念アルバム。今年2月に挾間さんが率いる13人編成のジャズ室内楽団エム・ユニットと共に、ニューヨークのパワー・ステーションで録音されました。エム・ユニットのアルバム自体は『Dancer in Nowhere』以来5年ぶりとなる第4弾のアルバムになります。今回のアルバムでは、アース・ウインド&ファイアーの『Can't Hide Love』を除いて全曲、挾間のオリジナル曲で構成されています。
Exoplanet Suite - I) Elliptical Orbit
このアルバムの中核となっている3つの楽曲で構成されていた「エクソプラネット組曲」。これは、モントレー・ジャズ・フェスティバルから依頼された曲で、2020年ロックダウン中に惑星や宇宙のことを考えていたら、面白くなって救いになったというのがきっかけで、この曲が生まれたそうです。
メンバーは、挾間美帆の指揮、スティーヴ・ウィルソンのアルトサックス、ソプラノサックス、フルート、ジェレミー・パウエルのテナーサックス、クラリネット、アンドリュー・グタウスカスのバリトンサックス、ジョナサン・パウエルのトランペット、フリューゲルホルン、アダム・アンズワースのフレンチホルン、赤星友子、ベン・ラッセル、マリア・イムのバイオリン、吉田篤貴、マット・コンサルのヴィオラ、メーガン・バークのチェロ、ジェイムス・シップのヴァイブラフォン、ビリー・テストのピアノ、ジェイク・ゴールドバスのドラムス、そしてゲストにクリスチャン・マクブライドがベース。
A Monk in Ascending and Descending
ジェレミー・パウエルに代わってジェイソン・リグビーのテナーサックス、クラリネット、マリア・イムとマット・コンサルが外れて、サム・アニングがベースを担当しています。
「挾間美帆のジャズ・ヴォヤージュ」のテーマ曲「Abeam」もこのアルバムに収録されています。
Johnathan Blake『Passage』
ニューヨークを拠点に活動するドラマーで作曲家:ジョナサン・ブレイクの最新アルバム。2021年のブルーノート・デビュー作『Homeward Bound』以来となるこの作品は、ジャズ・ヴァイオリニストで2014年に亡くなった彼の父親のジョン・ブレイクJr.の人生と功績を讃えるために捧げられたアルバム。
Passage
ジョン・ブレイクJr.のが作曲したタイトル曲。メンバーは、ジョナサン・ブレイクのドラムス、シンバル、イマニュエル・ウィルキンスのアルトサックス、ジョエル・ロスのヴァイブラフォン、ダヴィ・ヴィレージェスのピアノ、エレクトリックピアノ、デズロン・ダグラスのベース。