ラジオと音楽

ラジオから知った音楽のこと書いていきます

セッション2019 2019年6月29日

伊藤ゴローさん率いる「land & quiet」良かったです。

ギター…伊藤ゴロー
ピアノ…佐藤浩
ドラムス…福盛進也
ビブラフォン/ヴォイス…角銅真実
チェロ…ロビン・デュプイ

 

伊藤ゴローさん

1964年青森県出身。映画音楽、ミニマルミュージックなどの作編曲家として、また音楽プロデューサーとして幅広い分野で活躍する音楽家です。

特に造詣が深いボサノバの分野ではアントニオ・カルロスジョビンとの活動などで知られるブラジル音楽の重鎮チェリストジャキス・モレレンバウムと共演。

また歴史的名盤「ゲッツ・ジルベルト」の50周年トリビュート・アルバムの制作などが挙げられます。

色んな国の音楽を旅したいと語る伊藤。今回ステージに登場する「and & quiet」は、その伊藤の思いを表現する新しいユニットとしてスタートさせたばかりで、今日はその初ライブ。

メンバーのコアとなるのは、ピアノの佐藤浩一と伊藤がミュンヘンで出会ったドラムスの福盛進也。伊藤ゴローとの初共演は去年1月のライブだったそうですが、互いの表現が絡み合って紡ぎ出された音楽空間の体験は忘れがたい素晴らしいものだったと3人は口を揃えて言います。

伊藤はこのユニットで演奏する音楽の構想を練り進化させていきました。伊藤によると「浩一くんのメロディアスで繊細なピアノ、そしてその繊細の極みのような福盛くんのドラミングリズム。それがこのユニットのサウンドのキーだ。」と言います。

伊藤がユニット名に使う「land」とはジャンルの制約などなく、演奏家がそれぞれの旅びとであり、色んな国の音楽を旅する景色を自由に表現したいという意味があります。

今日のステージではこのコアとなる3人に、ビブラフォンとチェロが加わり、さらに多彩な風景が描きだされます。

伊藤が彼女の遊び心に任せていますというビブラフォンの角銅は、色々な打楽器や自身の声、言葉などを使って音楽といたずらを紡いでいますと話す音楽家です。

チェロのロビン・デュプイはフランス出身。2004年に来日し、多くの映画音楽に参加する他、様々なジャンルのアーティストと共演。伊藤ともデュオで多数ライヴを行なっております。

お送りする曲は伊藤ゴローの曲を中心に8曲です。

 

「C Jam Blues~No Land」 
(6分35秒)
(land & quiet)

「monochrome」 佐藤浩一の曲
(4分19秒)
(land & quiet)

「Glashaus」 
(4分55秒)
(land & quiet)

「Luminescence」 
(6分35秒)
(land & quiet)

「Land Ⅴ」 
(3分42秒)
(land & quiet)

「November」 
(8分25秒)
(land & quiet)

「ame 雨」 福盛進也の曲
(6分06秒)
(land & quiet)

「July 7th」 佐藤浩一の曲
(5分55秒)
(land & quiet)

「Walk On By」 (アンコール)
(4分21秒)
(land & quiet ゲスト:Moon)

 

ナイロン弦に目がない私にはたまらない演奏です。

伊藤ゴローさんは細野晴臣さん、坂本龍一さんなどYMOの方々とも交流があるようですね。「Glashaus」 「November」 がお気に入りです。

 

GLASHAUS

GLASHAUS

  • 伊藤ゴロー
  • ジャズ
  • ¥2000