【目次】
#45 インタビュー:フレッド・ハーシュ
今回のゲストはピアニストのフレッド・ハーシュさんでした。
フレッド・ハーシュさんは1955年アメリカのオハイオ州シンシナティ生まれ。ボストンのニューイングランド音楽院で学び、1977年にニューヨークへ拠点を移します。ジャズクラブでの演奏で名を広め、1984年に初のリーダーアルバム『Horizons』を発表。1993年発表のアルバム『Dancing In The Dark』で初めてノミネートされて以来、グラミー賞には17回ノミネートされています。これまでにリーダー又は共同リーダーとして60枚以上のアルバムを発表。フレッドさんは教育者としても、教え子にブラッド・メルドーがいることで知られています。ピアノの詩人と称えられるジャズ・ピアニストです。
Enrico Rava, Fred Hersch「Child's Song」
2021年に録音されたイタリアを代表するトランペッター:エンリコ・ラヴァとの作品『The Song Is You』より。およそ40年前にベーシストのチャーリー・ヘイデンのために書いた曲だそうです。チャーリー・ヘイデンとも共演したし、クラリネット奏者のアナット・コーエンとも録音した曲だそうです。
Fred Hersch, WDR Big Band & Vince Mendoza「Havana」
フレッドさんとジャズの出会いはビッグ・バンドだそうです。フレッドさんと西部ドイツ放送が運営するビッグ・バンドWDRビッグ・バンドとの共演でヴィンス・メンドーザが編曲・指揮をしたアルバム『Begin Again』より。
Fred Hersch Trio「Dream of Monk」
フレッドさんは2008年に肺炎がきっかけで2ヶ月間昏睡状態となったそうですが見事復帰されます。2012年にニューヨークのヴィレッジ・ヴァンガードで録音したライブ・アルバム『Alive at the Vanguard』より。この曲は昏睡状態の時にみた夢の一つがもとになっているそうです。
Fred Hersch『Silent, Listening』
フレッド・ハーシュさんが2024年4月に発表した最新アルバム。
Star-Crossed Lovers
アルバム1曲目。ビリー・ストレイホーン、デューク・エリントン作曲。
Night Tide Light
アルバム2曲目。フレッドさんの即興演奏。
Fred Hersch「And so It Goes」
2017年に発表されたアルバム『Open book』より。ビリー・ジョエルが書いた失恋ソング。フレッドさんのお気に入りの曲だそうです。