ラジオと音楽

ラジオから知った音楽のこと書いていきます

ワールドロックナウ 2023年5月20日(エド・シーラン、ザ・フー、フー・ファイターズ)

 

新譜情報

 

Ed Sheeran『Subtract』

エド・シーランの新作。大親友であるジャマルエドワーズが亡くなってしまった喪失感の中にいて、当時妊娠6ヶ月だった奥さんが癌であることが分かって、癌の治療は出産まで待たなければならない。厳しい選択。生まれくる子供、妻の重い病気との戦い。親友の死の中での戦い。そして盗作で訴えらた裁判の戦い。このような人生これ程厳しいことないという極限の中で作られたアルバム。プロデュースは、ザ・ナショナルのアーロン・デスナー。

 

 

Eyes Closed

先行シングル。

(訳詞)

もう、随分経つのにね

使い終わった人生の切り札を弄びながら

僕がこうして涙を堪えているうちに

友達は皆んな他の何処かへ行ってしまう

2月になった頃、思い描いていたこととちょっと違っていた

バーに入るといきなりやられてしまう

ああ、なんでこんなにキツイわけ?

どの曲も君がいないことを思い出させるし

喉に塊が詰まっている感じ

僕はここで一人ぼっちだ

目を閉じたままひたすら踊る

どこに目を向けても、まだ君の姿が見えるから

時間がなかなか進まなくて、分からないんだ

他に何が出来るのか

だから、踊り続けるよ

目を閉じたまま

だから、踊り続けるよ

目を閉じたまま



 

Vega

(訳詞)

さっきから雨が屋根に叩きつけて

窓ガラスを曇らせているんだけれども

そんな天国の音が僕は大好き

カーペットに胡座をかいて

アナログレコードを聴いている

天気は気にしないようにして

今週はキツかった

すっかり、重圧に負けて

祈る以外に何ができる

幸運にすがるだけなんて

運命に任せっきりじゃ駄目だ

隠しておくんだ

誰にも心を見せてはいけない

誰も判断できない

暗闇の中では僕ら皆同じ

潮の流れに逆らう

やがて、海が割れる

夜を照らそう

僕ら、星になる定め

 

同じ問題

異なる選択肢

苦痛には犠牲が伴うけれども

僕らにはこれがある

休息が必要

時間を使い果たせ

彼女は元気になる

彼女は元気になる

さっきから、雨が屋根に叩きつけている

死ぬ程心配だけど、それが人間の性というものなんだろう

人は星のように輝くべき存在だけども

ベガのように

烈火のごとく

燃えてしまわないとは限らない



 

Toughest

(訳詞)

どう考えたらいいだろう

あの日を切り裂いた、あの言葉

医者が癌だと言ったんだ

しかも、赤ん坊が生まれてくる

瞬く間に人生が変わってしまう

迫られる幾つもの決断

放射線が答えだそうだ

それで、どちらの命も助かるらしい

タイミング的に最悪だった

一体僕たちはどうすればいい?

でも、君はやっつけるタイプなんだね

最強の障害が目の前に並べられても

この部屋の中で一番しっかり者の君

愛があれば乗り越えられると、僕も確信している

君の中に育ついた身も

命がきっと勝つだろうと

この部屋の中で一番しっかりしているのが君で

僕には思いもよらない強さを見せてくれたから

愛が味方なら、負けるはずがない



 

 

 

リクエストコーナー

 

The Who「Pinball Wizard (Live 2019)」

昨年ツアーを再開したザ・フー。コロナの途中でツアーが中止になってしまった2019年のオーケストラとの共演ライブ『The Who With Orchestra: Live At Wembley』がリリースされました。このアルバムからのリクエスト曲。

 

 

 

海外情報(NY情報)

フー・ファイターズの再始動が紹介されました。昨年3月25日にドラムのテイラー・ホーキンスが亡くなってしまうという悲劇がありました。9月にイギリスとLAで追悼コンサートがあり、それからどうするかが分からない状態でした。12月に新しいフー・ファイターズで活動していく声明は出していましたが、ついに新作の発表がありました。6月に発売されるそうです。1年間の辛い気持ちを正直に表したアルバムだそうです。フジロックにも出演されるそうです。

元々フー・ファイターズは、ニルヴァーナにいたデイヴ・グロールカート・コバーンを失ってしまってから始まったバンドで、歌のおかげで彼が救われたことを命題にしたバンド。彼は引き続き音楽の力を信じているんだと、テイラーが亡くなった後もこのバンドで証明していきたいんだろうということです。

 

 

Foo Fighters『But Here We Are』

 

 

Rescued

先行シングル。テイラー・ホーキンスが亡くなった時の心境をそのままドキュメントした曲だそうです。