ラジオと音楽

ラジオから知った音楽のこと書いていきます

萩原健太のotonanoラジオ 2020年2月18日(太田裕美)

 

ゲスト:太田裕美さん

 

先週と今週のゲストは太田裕美さんでした。やはり何と言っても「木綿のハンカチーフ」。小学生時代の私にとって斬新で歌謡曲とはちょっと違った歌詞が魅力的でした。

太田裕美さんは昨年ガンであることを発表されましたが、ご自身「世界一明るいガン患者」と仰っている通り、すごく前向きに音楽活動をされていることに感激しました。病気の不安はおありだと思いますが、それを微塵も感じさせない明るいお話に胸を打たれました。

 

自分が病気になってみて、なっちゃったものはしょうがない。くよくよしても。

なっちゃって、これからどうしますか?という時に、下向いてジクジク生きていくか、上を向いて前向きにいくかというと、絶対に上を向いて前向きに生きた方がいいじゃないですか。何を考えても。ということですよね。

どうせ生きるんだから、だったらやっぱり楽しく生きていきたいなぁという。それは元々の性格もあるんですけど。

自分が病気になってすごく分かったのは、皆んなそれぞれに色んな辛さとか苦しみを持って生きてるじゃないですか。人間って。病気のことだけじゃなくて。でもちゃんとそれを心の中に持ちながら皆んな頑張って生きている人がすごく多い。私みたいな病気の方もいるけど、皆んな病気を抱えながらも自分で治療に励みながら子育てしたり、介護したり、仕事をしたり、生きている方が沢山いる。そういう存在自体も私にとってはすごく生きがい、励みになる。私も病気をしても前向きに仕事をして歌っていますっていうことを見せることが皆さんにとってもすごい励みになるって言っていただくと、それはそれで自分に励みとして返ってくる。いいことしかないので、とりあえず「生きていれば色んなことあるよね、でも皆んな前向きに頑張って行こうね」っていう感じです。

 

 

木綿のハンカチーフ

3枚目のアルバム1975年発売『心に風邪をひいた日』に収められてる曲。

作詞:松本隆さん、作曲:筒美京平さん。

 

心が風邪をひいた日

心が風邪をひいた日

 

 

 『ヒロミ☆デラックス』

昨年デビュー45周年記念のアルバムを発売され、「木綿のハンカチーフ」と「さらばシベリア鉄道」もピアノクインテットをバックに歌い直しています。精力的にツアーもされているそうで、お体に気をつけて末長く活動して欲しいと思いました。

ヒロミ☆デラックス (特典なし)

ヒロミ☆デラックス (特典なし)

 

 

今って明日のこと分かんないじゃないですか。だからって、刹那的になるんじゃなくて、今、一瞬、今日一日、一回一回、一日一日を本当に愛おしく、大事に生きて生きたい。という気持ちが年々強くなっています。

ワンステージ、ワンステージ、一曲、一曲を大事にとしか思っていないです。