新譜紹介
Grace VanderWaal「Stray」
グレース・ヴァンダーウォールは現在15歳。デビューが何と12歳。
12歳のデビューでの歌唱力、キュートなルックス、佇まい、音楽的才能はすごく、映画の主演をやったりショービジネスの真ん中を走っても消費尽くされず、15歳でこの曲を発表しました。
(訳詞)
歌を書きたいの、心のうちを語れるようなものを
歌を書きたいの、あなたに届いてそして分かってもらえるような
どれほど恋しく思っているのか
どれほど心をかき乱されているのか
そして毎週の嵐に、どれほど頬が焼けるような思いをしているのか
そしてあなたの幻が壁をすり抜けて床に消えてしまうと
私の顔色がどう変わってしまうかを
でも私に見えるのは雨ばかり
ノーと言うつもりはないの
あなたは頭の中に入り込んでくるばかり
消えてしまいたい
逃げてしまいたいのよ暗闇の中に
そこで彷徨うわ
歌を書かなくちゃ
だけど実感のこもった言葉を使いたいの
それなのにしっかりしたものが出てこない
よく考え、書き出して、破り捨てて、またやり直し
インタビューで以下のように話をしているそうです。
だって私の大好きなことをやってお金を稼いでいるんだもの。私はずっとノーマルなティーンエイジャーの人生には適合しなくて。これは私にとって最適な人生なの。
一つだけ大変なことがあるとしたら、それによって生じるストレスかな。私はすごく落ち着いた人間だからそう簡単にストレスは感じないんだけど。
セラピーを受けたりして結構大変だったそうです。
Grace VanderWaal「Letters Vol.1」
「Stray」に続いて発表されたミニアルバム。
I Don't Like You
Nick Cave and the Bad Seeds「Ghosteen」
年末の特番で大貫憲章さんがベストアルバムに推薦していました。海外の2019年のベストアルバムにも多数入っていた大変評価の高いアルバム。
ニック・ケイヴが自らの息子を亡くし、その子供の死と向き合ったすごく重く、そこから自分なりの新しい希望を見出そうとする素晴らしい2枚組アルバム。
Waiting for You
(訳詞)
夜を徹して車を走らせた
風が彼女の髪をなびかせ、俺たちは浜辺に車を止めた
宵の涼風がそよぐ中
そう、無言でいる方が良い時もある
君の体は錨のようにずっと動かず
鎖から解き放たれようとも望んではいない
何とかこのまま持ち堪えて
君を幸せにする務めを果たしたいだけ
そう俺はひたすら君を待っているんだ
君を待っている
君を待っている
君の魂は俺の錨
解き放たれたいと願ったこともなかった
さあ、おやすみ
もう眠るんだ
必要なだけぐっすり、ゆっくり
お眠り
俺はひたすら君を待っているから
君を待っている
君を待っている
君を待っている
帰ってくるまで
帰ってくるまで
帰ってくるまで
Night Raid
(訳詞)
君は羽の生えたように飛び去った一片の雪
君は聖餅のように痩せこけ色白だった
靴をカチカチ鳴らしながらベッドの端に腰掛けていた君
その下から俺はちょっとした曲を引っ張り出した
リクエストコーナー
David Bowie「Spying Through a Keyhole」
デヴィッド・ボウイが亡くなって4年。2016年1月10日。ニューアルバム「Blackstar」が出たばかりで信じられませんでした。すごくショックだったことを思い出します。
アルバム「Space Oddity」以前のデモ音源集からのリクエストでした。
Spying Through A Keyhole (4x7" Single Boxed Set) [Analog]
- アーティスト:David Bowie
- 出版社/メーカー: Rhino/Parlophone
- 発売日: 2019/04/19
- メディア: LP Record
Space Oddity (Demo)
海外情報(ロンドン情報)
Inhaler「It Won't Always Be Like This」
U2ボノの息子イライジャ・ヒューソン(Elijah Hewson)がVo/Gtのバンド。児島さん生でライブを見られたそうで、すごく演奏が上手で曲も良かったそうです。U2を知らない若い世代がファンで聴きに来ているそうです。