【目次】
ホットピックス
井上銘『Tokyo Quartet』
ギタリスト:井上銘のニューアルバム。ソロ名義としてはおよそ5年ぶり。メンバーはニューヨークのブルックリン出身で日本在住のピアノ/キーボードのデヴィッド・ブライアント、オーストラリア出身で日本在住のベーシスト:マーティ・ホロベック、石若駿のドラムス。
Gmaj in Tojiya
井上銘のオリジナル。
Slumber
井上銘のオリジナル。
Alex Koo『Blame It on My Chromosomes』
ベルギーと日本にルーツを持つピアニストで作曲家のアレックス・クーのニューアルバム。アレックス・クーは1990年ベルギー西フランダースの出身で5歳でクラシックピアノを始め10代でジャズと即興演奏にのめり込み、アムステルダム音楽院、コペンハーゲン音楽院、ニューヨーク大学スタインハート校で全額奨学金を得て学んだという経歴だそうです。ニューヨーク在住時代は、サックスのマーク・ターナーとトランペットのラルフ・アレッシとトリオで活動していたそうです。今回のアルバムは全曲アレックス・クーのオリジナルで、アレックス・クーのピアノ、ドレ・パレマールツのドラムス、レンナルト・ヘインデルスのダブルベース。
Doritos Everywhere
Jonass
ゲストにトランペットのアンブローズ・アキンムシーレが加わっています。
Jaubi『A Sound Heart』
パキスタンの都市ラホールを拠点にして活動するバンド:ジャウビの新作。今回のアルバムはジャウビのリーダーでギタリストのアリ・リアズ・バカール、カシフ・アリ・ダーニのタブラ、北インドの弓で弾く楽器:サーランギのゾハイブ・ハッサン・カーンを中心に、ロンドンのジャズシーンからエド・テンダーロニアス・カウソーンのフルート/サックス/シンセサイザー、ニック・ウォルターズのトランペット、ティム・カーネギーのドラムス、メルボルンからヘンリー・ヒックスのベース、ポーランドからマルク・ペンジヴィアトルのピアノ。
北インドでイスラム文化の影響のもと発達した伝統音楽で現在はパキスタンでも継承されているヒンドゥスターニー音楽にジャズやファンク、ヒップホップなどをミックスしたサウンドが特徴。
このアルバムは2月26日の「音楽遊覧飛行」でも紹介されました。
Chandrakauns
A Sound Heart
ビル・エヴァンスの「Peace Piece」にインスパイアされたタイトル曲。
Faraj Suleiman『Maryam』
パリを拠点に活動するパレスチナ人のピアニスト:ファラジュ・スレイマンのニューアルバム。2023年に発表された前作の直後に戦争が始まり世界が一変してしまいました。今回のアルバムの収録曲は戦争前に書き始めましたが、多くは戦争中に書かれ録音されています。
メンバーは、ファラジュ・スレイマンのピアノ、トマス・ナウムのギター、ピエール・ミレーのトランペット、ヤニク・ベノアのサックス、ヴィンセント・オウバートのトロンボーン、フレデリック・シフォローのベース、カール・ジャンスカのドラムス。
Music of Black Finale