【目次】
エキゾチッククルーズ〜寒い地域の音楽(サラーム海上)
今年も猛暑が続いたので、寒い地域の音楽を聴いて一足お先に涼しさを楽しむ特集でした。
9月16日
Seun Kuti & Egypt80「Dey(feat. Damian Marley)」
暑い国からの新作。ナイジェリアのアフロビートの創始者:フェラ・クティの息子で父の音楽を受け継いできたシェウン・クティが6年ぶりの新作『Heavier Yet (Lays The Crownless Head)』をリリースしました。アメリカのロック歌手:レニー・クラヴィッツがプロデューサー。ジャマイカのボブ・マーリーの息子:ダミアン・マーリーをフィーチャした曲。クティ家とマーリー家の奇跡の共演。
Mojna「Ljusnar」
2022年に結成されたスェーデンとノルウェーのギター、クラリネット、バイオリンのような民族楽器:ハーディングフェーレという編成の民謡トリオ「モイナ」。ニューアルバム『Väntenätter』から待ち続ける夜からの曲。
Kasvu「Siemen」
森と湖の国フィンランド。音楽を通じて減少しつつあるフィンランドの森林や沼地の保護と生物の多様性への賛辞を表現するグループ「カシブ」。
Jeremy Dutcher「Skicinuwihkuk」
カナダの先住民ファースト・ネーションズの歌手:ジェレミー・ダッチャー。彼は元々オペラ歌手でしたが、20世紀初頭に録音された自らの祖先が歌った歌の楼観録音を博物館で見つけて、ポスト・クラシカルのサウンドと共に絶滅が危惧される言語マリシートで歌って、カナダのグラミー賞にあたるジュノー賞を受賞しました。昨年リリースされたセカンド・アルバム『MOTEWOLONUWOK』より。
9月17日
Hania Rani「24.03」
寒い地域の音楽特集にピッタリな新作。ポーランドのポスト・クラシカルの作曲家:ハニャ・ラニが昨年秋に行ったコンサートツアーのライブアルバム『Nostalgia』がリリースされました。このアルバムの音源は見つからなかったので、2023年のアルバム『Ghosts』からの音源を掲載させて頂きました。
Fergus McCreadie「Storm」
スコットランドのジャズピアノ。グラスゴーを拠点にジャズとスコットランドの民謡をミックスしたフレッシュな音楽性で注目される若手のピアニスト:ファーガス・マクリ―ディー。最新アルバム『Stream』より。
9月18日
Catrin Finch, Aoife Ní Bhriain「Wings」
ウェールズ出身のハープ奏者:カトリン・フィンチがアイルランドのバイオリン奏者:アオイフェ・二・ブライアンと共演したアルバム『Double You』より。全ての曲がWから始まる英語の単語でできています。