【目次】
シリーズJAZZジャイアンツ 56 ジョニー・ホッジス
今回はサックス奏者のジョニー・ホッジスの特集でした。
ジョニー・ホッジスは1907年7月25日マサチューセッツ州ケンブリッジ生まれ。母親がピアニストで幼少期から音楽に親しみ14歳の時にほぼ独学でサックスを習得し、憧れのソプラノサックス奏者:シドニー・ベシェに習うことができ、才能を見込まれてベシェはソプラノサックスをジョニー・ホッジスにプレゼントしたそうです。1922年ボストンに引っ越しプライベート・パーティーやジャズクラブで演奏するようになります。1925年ニューヨークに移り、1928年5月デューク・エリントンの楽団に加わることになり、これがジョニー・ホッジスのキャリアの始まりとなります。1950年代前半の約4年ほど楽団を抜けていた時期はありますが、その後エリントン楽団に戻って1970年5月に亡くなるまでエリントン楽団のスター・プレイヤーとして活躍してきました。
今回は番組後半にかかった4曲を掲載させて頂きました。
Johnny Hodges「A Flower Is A Lovesome Thing」
1964年インパルスに吹き込んだアルバム『Everybody Knows Johnny Hodges』からオクテット編成での演奏。ビリー・ストレイホーンの名バラード曲。
Johnny Hodges, Earl Hines「Fantastic, That's You」
1966年ジャズピアノの父とも呼ばれたアール・ハインズを迎えたアルバム『Stride Right』より。メンバーは、ケニー・バレルのギター、リチャード・デイヴィスのベース、ジョー・マーシャルのドラムス。
Johnny Hodges, Leon Thomas, Oliver Nelson「Duke's Place」
ジョニー・ホッジス名義での最後のリーダー作。1970年録音。ボーカルのレオン・トーマスと式編曲にオリバー・ネルソンを迎えてビッグバンドで録音したアルバム『Three Shades of Blue』。
Duke Ellington & His Orchestra「Blues for New Orleans」
ジョニー・ホッジスの最後の録音。デューク・エリントンのアルバム『New Orleans Suite(ニューオーリンズ組曲)』。1970年4月27日の録音にこのアルバムの中の5曲が録音されておりここではジョニー・ホッジスは元気に演奏しています。わずか2週間後に亡くなってしまい、その後に録音された4曲にはジョニー・ホッジスは入っていません。