ラジオと音楽

ラジオから知った音楽のこと書いていきます

ワールドロックナウ 2023年7月22日(アントニー・アンド・ザ・ジョンソンズ、リアム・ギャラガー)

 

新譜紹介

 

ANOHNI and the Johnsons『My Back Was A bridge For You To Cross』

アントニー・アンド・ザ・ジョンソンズの新作。この名前は、自身の名前:アントニートランスジェンダーの権利運動のパイオニア:マーシャ・P・ジョンソンの名前からきているそうです。このアルバムをビョークが絶賛しているそうです。

 

 

Go Ahead



 

It Must Change

この曲についてのアントニーの発言を渋谷さんが紹介してくれました。

マーヴィン・ゲイの「What's Going on」にすごく影響を受けたそうです。また、日本人ダンサーの大野一雄の影響も強く受けて、大野一雄の発言をインタビューで引用してるそうです。

大野一雄はある時、こう聞かれた。

「自然溢れる田舎で踊ることはできるのに、何故都会で踊るのか?」

彼は「都会だって自然だから」と答えた。

 

アントニーは、自然は全て善で、人間は全て悪という二項対立な考え方に疑問を持っていたそうです。

私はもっとスペクタルな関係性というのを見出している。ああこれかという考えではなく、二項対立ではない、闇の中に光はあるし、光の中に闇はあるというような世界の見方が大切なのではないか。

 

(訳詞)

昔から闇と対局にあるのが光だと言われていたでしょう

でもね、闇の中には炎がある。命を生み出しているの

だからその対立概念が存在しない

誰かに教えられた概念でしかないのよ

あなたが思い描いた町は、壁や鉛で崩れかけている

炎が浄化している

岩石にこびり付いた油を

あなたの神は、あなたを失敗へと追いやり、あなたに地獄を味合わせている

本当はね、私たちの愛は永遠に飛ぶことができるものなの

だから、こんなにも悲しいの

私たちは、ここから逃れられない

誰も、ここから逃れられない

これは、私たちの世界

それは、寂しい場所になってしまう

この場所でしか、なかったのに



 

Sliver Of Ice

(訳詞)

もうすぐ、私はいなくなるから

氷のかけらを舌に乗せて

陽が沈む頃に

何て美味しいんだろう

とても落ち着く

生まれて初めてそう感じた

舌に乗せた冷たい氷は

忘却の彼方へと向かっていく

何て素敵な景色

入口への光景

暗黒の世界へと向かっていく

今夜まで信じられなかった

光溢れるこの場所の全てが

私の故郷だった

何が間違っているのか分からない

何が正しいのか分からない

動物たちと共に、私はここに属している

舌の上で味わう氷は、冷たくて美味しかった

今まで知らなかった

この上なく愛しているわ



 

 

リクエストコーナー

 

Liam Gallagher「More Power」

リアム・ギャラガーの昨年のネブワース・パークでのライブ・アルバムが出るそうです。先行配信曲。MVもかっこいいです。