新譜紹介
Liam Gallagher『MTV Unplugged』
最近絶好調のリアム・ギャラガーのニューアルバム。3作連続イギリスのチャートでNo.1達成!
1996年オアシスがアメリカ進出を果たして、そこで決めの一発としてこの「MTV Unplugged」に挑戦するタイミングでした。ところが当時のリアムはダメな奴状態がピークな時(アルコール依存、不摂生など)で歌えなくなり、ドタキャンしてしまいました。結局お兄ちゃんのノエルが歌い評判を上げました。
ここでリアムはソロとしてリベンジとして登場してNo.1となりました。リアムにとって重要な思い出となる作品になりました。
Wall of Glass
オープニング。「リアム!リアム!」という声援の中で歌い出す。感動です。
Stand by Me
オアシスの原曲と違うアレンジでの完成系。
Champagne Supernova
クロージング・ナンバー。
Phoebe Bridgers『Punisher』
女性シンガーソングライター:フィービー・ブリッジャーズの3年ぶりセカンド・アルバム。デビューアルバムがすごく高い評価を受けていたのでセカンド・アルバムも期待されていました。
Kyoto
Moon Song
不倫っぽいラブソング。
(訳詞)
今は夢を見ているの
あなたが私の誕生日に歌っていて、満面の笑みを浮かべている
そんな顔を見るのは初めて
テーマは後悔
言わなくちゃいけないことが私にある
なのにそれがないのか、どうしても思い出せない
あなたに月をあげられるのなら、あなたに月をあげるのに
あなたはムカつくし、既婚者だし、死ぬかもしれない
だけどその両手で水をすくうように私をすくってくれる
死んだ小鳥を見た時、あなたは泣き出した
でもねぇ、殺めた当事者は分かってないわ
I Know The End
アルバム最後の曲。渋谷さんは「すごい!」と打ちのめされたそうです。
(訳詞)
ドイツのどこか、でも場所が思い出せない
本当、テキサスのこの辺りは嫌いだわ
目を閉じて空想を巡らせる
クリック3回でここは我が家
戻ったらゴロゴロしよう
それから起きて、また横になって
穏やかな暮らしを夢見る
やっぱり自分の部屋が一番
でも行かなきゃならなかった
分かってる、分かってる、分かってる
砕けては浜辺で消える波のように
燃え尽きたものすら、もうここにはない
それで行かなきゃならなかった
分かってる、分かってる、分かってる
公園で一緒に夕日を眺めながら
錆びたブランコに座って語り合う
しばらくするとあなたは押し黙った
そして私は恥ずかしくなる
私はいつもあなたを追い払っているのに
それでもあなたは重力に引かれて戻ってくる
帰ってきてと電話をすると、口に小鳥を咥えて
だから私は行かなくちゃ
分かってる、分かってる、分かってる
サイレンの音が聞こえると、あなたは床下に隠れるの
でも私は竜巻に乗って故郷の町に帰る気はない
竜巻を追いかけて行くつもり
分かってる、分かってる、分かってる
もう行かなくちゃ
分かってる、分かってる、分かってる
太陽に向かって車を走らせ、紫外線を身体中に浴びよう
想像神話を探しに出かけて、唇にひび割れをおこすハメになった
窓を下ろして叫び声をあげよう
米国第一主義のラップカントリー曲に合わせて
食肉処理場、アウトレットモール、スロットマシーン、神を恐る心
窓を開けて暖房を入れて、低空を走る大きな稲妻
湾岸一帶、誰もが確信した
政府のドローン化
地球外生命体の宇宙船だと
どちらにしても私たちは一人じゃない
私は別の出身地を見つけるわ
塀に囲まれた幽霊屋敷
辺りを漂い、友達に取りつくの
私は消えることなど怖くない
広告看板には「週末は近い」と書かれていた
振り返っても、そこには何もなかった
そう、ここで終わりなんだろうな
これでおしまい
愛のジ・エンド