グラミー賞ノミネート
今回は今年最後の放送で、グラミー賞のノミネート曲から紹介されました。グラミー賞の授賞式は来年の1月31日だそうです。対象は昨年の9月からの楽曲だそうで、少し懐かしい曲もノミネートされています。
Brittany Howard「Stay High」
昨年発売されたブリタニー・ハワード『Jaime』より。この曲はベスト・ロック・ソングとベスト・ロック・パフォーマンスにノミネートされています。バラカンさんは「この曲のどこがロックなんだ?70年代にはこうゆう曲をソウルと言っていた」と疑問視されていました。
Michael Kiwanuka「You Ain’t The Problem」
これも昨年発売されたマイケル・キワヌカの3作目『Kiwanuka』より。このアルバムはベスト・ロック・アルバムにノミネートされています。
この曲は「躊躇しないで痛みは時間の経過で治るものだ。問題は君ではない。」自分も以前自信を失っていて、自分が悪いと思っていたことがあったんだけど、そうではないということに気がついたというポジティブな曲。
Norah Jones & Mavis Staples「I'll Be Gone」
ノラ・ジョーンズとメイヴィス・ステイプルズの1曲だけの配信。ベスト・アメリカン・ルーツ・パフォーマンスにノミネートされています。
「私は到着すべきところに着いたら、そのままいなくなるよ。それはそれでいいんだ。」というメッセージを持った曲。
この3曲はバラカンさの昨年の年間ベストに選ばれています。今年の年間ベストは1月9日の特番で発表されます。
John Prine「I Remember Everything」
今年コロナでなくなってしまったジョン・プラインの配信のみで彼の遺作となった曲。この曲もベスト・アメリカン・ルーツ・パフォーマンスにノミネートされています。
Jimmy “Duck” Holmes「Devil Got My Woman」
ジミー・ダック・ホルムズの『Cypress Grove』より。このアルバムはトラディショナル・ブルースにノミネートされています。ジミー・ダック・ホルムズはミシシッピ州ベントニアという小さな集落を拠点にしています。ベントニアはスキップ・ジェイムスの出身地で、ジミー・ダック・ホルムズはスキップ・ジェイムスの曲を幾つかこのアルバムに入れています。この曲もスキップ・ジェイムスの曲。ジミー・ダック・ホルムズは現在73歳で、ライ・クーダーと同い年だそうです。
Bobby Rush「Down In Mississippi」
87歳のボビー・ラッシュのアルバム『Rawer Than Raw』もトラディショナル・ブルースにノミネートされています。ボビー・ラッシュはルイジアナ生まれ、80年代からずっとミシシッピに住んでいます。