新譜紹介
Sam Amidon『Sam Amidon』
サム・アミドンというアメリカのバーモンド州出身の39歳のフォーク・シンガーの新譜が紹介されました。このアルバムはほとんどの曲がトラディショナルだそうです。現在はUKに住んでおり、このアルバムはロンドンの録音ということです。
Spanish Merchant’s Daughter
歌詞がトラディショナルでメロディーは本人の曲。「スペインの商人の娘」という曲。
Light Rain Blues
彼が10代の時にお父さんがタジ・マハールの『Giant Step & De Ole Folks at Home』というアルバムをくれたそうです。これが彼にとってフォーク・ミュージックに向かっていく大きなきっかけとなったそうです。その中で特にこの曲が好きだそうです。
Khruangbin『LateNightTales』
クルアンビンの選曲したコンピュレーション・アルバム。『LateNightTales』は色んなミュージシャンが選曲した企画アルバムだそうで、クルアンビンもボノボという人がこの企画アルバムで選曲してくれたとで注目されるようになり、デビューすることになったそうです。
クルアンビンの故郷のヒューストンをキーワードに選曲しているそうです。
Tierney Malone & Geoffrey Muller「Transmission For Jehn: Gnossienne No 1」
「君は何処へ行った?何故出て行ったの?」恋人に去られた男が放送している感じ。彼は宇宙を旅していて「君がいなければ、僕は地球にもう用はないから宇宙のあちこちを彷徨っている」という話。話しているのがティアニー・マローンという人でバンジョーを弾いているのがジェフリー・ミュラーという人だそうです。曲はサティのグノシエンヌ。ヒューストンのアバン・ガーデンというバーがあるそうで、ジェフリー・ミュラーという人はエリック・サティの有名な曲をバンジョーで弾いているそうです。この曲は宇宙ということでヒューストンらしいとベースのローラ・リーが述べているそうです。
Khruangbin「Summer Madness」
このアルバムで入っている唯一のクルアンビンの演奏。クール&ザ・ギャングが約40年前に録音した曲。クルアンビンは100回位演奏しているそうですが、フルに演奏したことはなく、今回新たに録音したそうです。彼らはクール&ザ・ギャングに憧れているそうです。
George Yanagi + Nadja Band「祭ばやしが聞こえる」のテーマ
このコンピュレーションを作っている時に日本に来ていて、日本の友達の家に行ったそうです。3世代で暮らしている家族で、そこでハイボールを何杯も飲んでいる時にホストの人がこの曲をシングル盤でかけたそうです。この曲をすごく気に入って、是非ともこのコンピュレーションに入れたいとなったそうです。1977年の柳ジョージの曲。
Roha Band「Yetikimt Abeba」
エチオピアのローハー・バンドの曲。ギタリストのマークによるとエチオピアにおけるマッスル・ショールズ・リズムセクションのような人達だそうです。
11月28日の「Love On Music」でクルアンビンがかかった時にこのアルバムの発売に気付きました。コンピュレーションとは気付きませんでした。面白い選曲です。
Ben Harper『Winter Is for Lovers』
ベン・ハーパーの新譜がリクエストされました。地名がタイトルになっていて楽曲がとても映像的だそうです。一本のラップ・スティール・ギターだけで演奏されています。
Inland Empire
スライド・ギターの選曲
ベン・ハーパーの曲から繋がってスライド・ギターの曲がかかりました。
Little Feat「Willin'」
「Willin」はリトル・フィートのデビュー・アルバムと2作目と続けて2回録音されています。デビューアルバム『Little Feat』より。ここではライ・クーダーがボトルネックギターを弾いているそうです。ローウェル・ジョージが録音中に手を痛めてしまい演奏が出来なくなったからだそうです。だから2作目でも入れたのではないかとピーターさん仰っていました。
これは2作目の『Sailin' Shoes』より。ペダルスティールギターはローウェル・ジョージ。
Kelly Joe Phelps「Talkin’ To Jehova」
ケリー・ジョー・フェルプスの2012年のアルバム『Brother Sinner & The Whale』より。このアルバムは大好きですごく聴きました。ライブ映像があったので掲載させて頂きました。このアルバム以降何も出していないようで残念です。
1月9日(土)は4時間半のウインタースペシャルだそうです。年間ベスト楽しみです。