月とJAZZ
今年の中秋の名月は10月1日でしたが、秋は月の美しい季節ということで「月とJAZZ」をテーマに月にまつわる名曲がたくさんかかりました。
Joe Pass「How High The Moon」
ジョー・パスの1973年に録音されたアルバム『Virtuoso』より。この曲は1940年にモーガン・ルイスが作曲してミュージカルで使われました。ジョー・パスが使っているギターはギブソンの175。フルアコースティックの空洞のあるギターでアンプと生音の両方拾っているそうです。
Bill Evans Trio「Polka Dots and Moonbeams」
曲名を日本語にすると「水玉模様のドレスと月の光」。作曲はジミー ・ヴァン・ヒューゼンで1940年の曲。ビル・エヴァンス・トリオの1962年の録音。ピアノ:ビル・エヴァンス、ベース:チャック・イスラエル、ドラム:ポール・モチアン。ビル・エヴァンスの相棒だったベースのスコット・ラファロが交通事故で亡くなって失意のどん底にあった時に新しくチャック・イスラエルを迎えて挑んだ演奏。
ホットピックス
Brad Mehldau『Suite: April 2020』
ピアニストのブラッド・メルドーが新型コロナウィルスのパンデミック禍、オランダで家族と自粛生活をおくっている最中に録音したアルバム。コロナ禍の世界を捉えた12曲のオリジナルの他に、3曲のカバー曲も含まれていて、全てソロピアノによる演奏。オランダのスタジオで、ピアノの調律師でエンジニアでもある方とブラッド・メルドーの二人だけで録音したそうです。
Don't Let It Bring You Down
ニール・ヤングのカバー曲。
Look for the Sliver Lining
ジェローム・カーンの作曲でチェット・ベイカーなどの演奏で知られる曲。
10月に「秋のリクエスト特集」をやるそうです。