【目次】
- James Brown「It's A Man's, Man's, Man's World」
- Arthur Conley「Sweet Soul Music」
- Dr. Didg「Say What You Like」
- J. Geils Band「Whammer Jammer」
3月22日はNHKのラジオ放送が始まって100年。100年前の1925年3月22日に仮放送が始まりました。この番組の後『ラジオ100年 音楽とともに』というバラカンさんがMCの特番がありました。
今回の「ウィークエンドサンシャイン」もバラカンさんとラジオの関係について、イギリスでの思い出から、DJや音楽との出会いについて紹介がありました。
プレイリストは以下の通りです。
Puffin Billy / The Melodi Light Orchestra // Hello Children…Everywhere
Teddy Bears' Picnic / Henry Hall // Hello Children…Everywhere
Charlie Brown / The Coasters // 50 Coastin' Classics
Hey Baby / Bruce Channel // Legends Of Harmonica
Yeh Yeh / Georgie Fame // 20 Beat Classics
1-2-3 / Len Barry // The In Crowd
Rescue Me / Fontella Bass // The In Crowd
My Guy / Mary Wells // Hitsville USA: The Motown Singles Collection 1959-1971
My Girl / Otis Redding // Otis Blue - Otis Redding Sings Soul
Yellow Brick Road / Captain Beefheart // Safe As Milk
First Girl I Loved / The Incredible String Band // The 5000 Spirits Or The Layers Of The Onion
I’ll Take You There / Staple Singers // Whatcha Hear Is Whatcha Get - 21 Big Soul Hits From Stax
Carol / Chuck Berry // The Best Of Chuck Berry
The Promised Land / Johnnie Allan // Promised Land
Small Town Talk / Bobby Charles // Honky Tonk - Charlie Gillett’s Radio Picks
Big Chief / Dr. John // Dr. John's Gumbo
Sultans Of Swing / Dire Straits // Honky Tonk - Charlie Gillett’s Radio Picks
バラカンさんは日本に来てラジオ番組を持つことが理想ではありましたが、まさかそんな機会が巡ってくるとは思っていなかったそうです。音楽出版社の社員として働いていたところ、仲間の一人がラジオ番組の構成作家をしていて、その人にオーディションの誘いを受けたことがきっかけで日中の仕事を持ちながら週に1回ラジオ番組を1980年から持つことになったそうです。最初は当時のFM東京。それからYMOの所属事務所の社員として働くようになり、坂本龍一さんの『サウンドストリート』で通訳や選曲を手伝ったりしたそうです。『サウンドストリート』のディレクターから坂本龍一さんが番組を降りた時に「今度は君の番かなと」言われ、1985年からNHKFMで番組を持つようになったそうです。最初は『ニューヒットポップス情報「ヨーロッパ・ニューヒット」』という番組を1年、1986年から『ワールドポップス「全英ポップス情報」』を1年担当したそうです。1986年4月から5月に5夜連続の特集番組『ジャイアンツ・オブ・ソウル』を任され、のテーマ曲はジェームス・ブラウンの「It's A Man's, Man's, Man's World」のイントロだけを使って、アーサー・コンレイの「Sweet Soul Music」をテーマ曲にしたそうです。2年後の1988年10月から11月にも5夜連続の特番『ホワット・イズ・ソウル』を担当されたそうです。この2つの番組がきっかけで本を書くようにもなったそうです。
James Brown「It's A Man's, Man's, Man's World」
Arthur Conley「Sweet Soul Music」
1990年から1995年はNHKFMのラジオ番組の担当はなかったそうで、5年ぶりに『DJショー』という番組を2年担当されたそうです。一般のリスナーの方が応募して、選ばれるとスタジオに来て15分好きなことを話しながら1曲かけるという番組だったそうです。
Dr. Didg「Say What You Like」
『DJショー』のテーマ曲。「好きなことを話していい」ということからこの曲となったそうです。
『DJショー』は1995年から2年間続いて、その後『BBCロック・ライブ』という番組を2年、その後『ウィークエンドサンシャイン』が始まり1999年から26年間続いているそうです。来年度も続きます!
J. Geils Band「Whammer Jammer」
次の特番『ラジオ100年 音楽とともに』への繋ぐ曲として、バラカンさんが日本に来た頃のFENで番組からニュースに変わる時にクッションに使われていたこの曲がかかりました。