【目次】
ホットピックス
Jose James『1978』
ボーカリスト:ホセ・ジェイムズの4年ぶりのオリジナル・アルバム。全編オリジナルの自伝的アルバムを足掛け5年をかけて完成させました。タイトルは自身の誕生日。ホセのルーツでもあるマーヴィン・ゲイ、プリンス、スティーヴィー・ワンダーといった70年代後期のソウルミュージックにジャズを融合させたアルバム。初めて自分自身で全てをプロデュースしたアルバムということです。
人種差別によってアメリカで殺された人たちに捧げられた曲。
38th and Chicago
2020年ミネアポリスで殺されたジョージ・フロイドに捧げられた曲。ホセ・ジェイムズはミネアポリス出身だそうです。
ホセ・ジェイムズのボーカル、チャド・セルフのピアノ、マーカス・マチャードのギター、デヴィッド・ギンヤードのベース、ジャリス・ヨークリーのドラムス、ペドリート・マルチネスのパーカッション。
For Trayvon
2012年フロリダ州で殺されたトレイボン・マーティンに捧げられた曲。
ホセ・ジェイムズのボーカル、チャド・セルフのピアノ、ストリングス・カルテット(マリア・イム、フランチェスカ・ダルダーニのヴァイオリン、ティア・アレンのヴィオラ、クルスティン・クルタのチェロ)。
Bill Frisell『Orchestras』
ギタリスト:ビル・フリゼールがブルーノートに移籍して4作目となるアルバム。アルバムのタイトルの通りものすごく大きな編成で録音されたもので、ベースになるのはトーマス・モーガンのベースとルディ・ロイストンのドラムスというビル・フリゼールのレギュラーのトリオ編成。そこにマイケル・ギブスのアレンジによる二つの異なる大きな編成のオーケストラが入っています。2枚組で、1枚目がアレキサンダー・ハンソン指揮60人編成のブリュッセル・フィルハーモニックとの共演、2枚目がマヌエレ・モルビティーニのディレクションによる11人編成のウンブリア・ジャズ・オーケストラとの共演が収められています。どちらもライブ音源になります。
Throughout
ブリュッセル・フィルハーモニックとの共演。
Strange Meeting
ウンブリア・ジャズ・オーケストラとの共演。
渡辺貞夫『PEACE』
サックス奏者:渡辺貞夫の7年ぶりとなるスタジオ録音のアルバム。2019年にニューヨークのブルーノートの公演を成功させたカルテットによる録音。貞夫さんはずっとこのカルテットでの録音をしたかったそうなのですが、コロナ禍となり海外のミュージシャンと日本との行き来ができなくなった時期に差し掛かってしまい、伸び伸びとなってしまったそうです。収録曲はオリジナルの4曲に加えてジャズ、ボサノバのスタンダード・ナンバーで構成されていて、バラードがメインのアルバム。
ラッセル・フェランテのピアノ、ベン・ウィリアムスのベース、竹村一哲のドラムス、渡辺貞夫のアルトサックス。
IF I COULD
渡辺貞夫のオリジナル曲。
Peace
渡辺貞夫の近年のステージでは定番曲。必ず最初に演奏されるホレス・シルヴァーの名曲。
纐纈歩美『Limpid Flame』
アルトサックス奏者:纐纈歩美の新作。2010年にファースト・アルバム『Struttin'』でデビューして以来これまで8枚のオリジナル・アルバムを出しており、5年半ぶりのアルバム。纐纈歩美のアルトサックス、佐藤浩一のピアノ、安田幸司のベース、安藤正則のドラムス。共演歴10年目というレギュラー・カルテットでの録音だそうです。全曲オリジナル曲。
Limpid Flame
M's Day