【目次】
ホットピックス
Shabaka『Perceive its Beauty, Acknowledge its Grace(邦題:美の恵み)』
21世紀のUKジャズシーンを牽引してきたシャバカ・ハッチングスが名前を改めシャバカ名義で新作を出しましたサンズ・オブ・ケメット、シャバカ・アンド・ジ・アンセスターズ、コメット・イズ・カミングといったバンドを率いてUKジャズシーンの中心的存在感を放っていたシャバカ・ハッチングスですが、昨年これらのバンドの活動を休止すると宣言しました。2022年にはシャバカの名義で『Afrikan Culture』というEPをリリースしています。今回はそれの続編という位置付けのアルバムのようです。録音はニュージャージーのルディ・ヴァン・ゲルダー・スタジオでヴァン・ゲルダーの一番弟子モーリン・シックラーによって行われました。ヘッドホンも仕切りも使わずにヴァン・ゲルダー・スタジオの部屋で皆んなで円形になって比較的小さな音で録音したそうです。
End Of Innocence
シャバカのクラリネット、ジェイソン・モランのピアノ、ナシート・ウェイツのドラムス、カルロス・ニーニョのパーカッション。
Breathing
シャバカのフルート、クラリネット、サックス、ラジナ・スワミナタンのムリダンガン(インドの両面太鼓)。
Sara Alden『There Is No Future』
スウェーデンのヨーテボリを拠点に活動するボーカリスト:サラ・アルデンのデビュー・アルバム。サラ自身が現在の地球の環境問題や紛争を憂いながらも戦いや痛みのない世界を切望する思いを作品に投影させたそうです。
What a Wonderful World
この曲の一番最後の歌詞が「What a Wonderful World」ですが、彼女は「World」という言葉を抜いて歌っています。サラ・アルデンのボーカル、アウグスト・ビョーンのピアノ、ダニエル・アンデションのベース。