【目次】
ホットピックス
小曽根真『Trinfinity』
ピアニスト:小曽根真のニュー・アルバム。小曽根さんは昨年デビュー40周年の節目を迎え、新たなトリオ「トリンフィニティ」を結成しました。トリンフィニティとは、トリオとインフィニティを掛け合わせた造語だそうです。今回メンバーとして迎えたのは、次の世代を担う若手音楽家のプロジェクト「From OZONE till Dawn」に所属するベースの小川晋平とドラムスのきたいくにと。二人とも20代後半だそうです。彼らは小曽根さんのブルーノートの公演や新日本フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会でも小曽根さんのサイドを固めてきたメンバー。このメンバーを軸にして昨年8月にニューヨークでこのアルバムをレコーディングしたそうです。
The Park Hopper
小曽根真のオリジナル曲。この曲には札幌出身で現在バークリー音楽院で学び始めたばかりの2002年生まれの新生アルトサックス奏者:佐々木梨子が参加しています。そして、デヴィッド・ボウイの『Blackstar』で一躍有名になったテナーサックス奏者:ダニー・マッキャスリンが参加しています。
Etudade
ベースの小川晋平のオリジナル曲。キューバ出身の大御所:パキート・デリベラのクラリネットが入っています。さらに、札幌出身でニューヨークを拠点に活動する二階堂貴文のパーカッションも加わっています。
Joana Queiroz & Shin Sasakubo『Picture』
ブラジルのリオ出身のクラリネット奏者:ジョアナ・ケイロスと埼玉県の秩父を拠点に活動するギタリスト:笹久保伸とのデュオによるアルバム。笹久保伸は1983年生まれで1歳までペルーにいたそうです。2004年から4年間ペルーで現代音楽とアンデス音楽の演奏活動をし、2010年代から地元である秩父の音楽や文化を独自に調査したり、映画、写真、現代美術といった作品を制作しています。
このアルバムは昨年5月1日の「音楽遊覧飛行」でも紹介されました。
Picture Ⅱ
この曲にはジョアナ・ケイロスのスキャット(ボーカル)もフィーチャーされています。
Picture Ⅴ
Ambrose Akinmusire『Owl Song』
ニューヨークを拠点に活動するトランペット奏者:アンブローズ・アキンムシーレのNonesuchレーベル移籍第一弾。彼自身が敬愛する二人のミュージシャン、ビル・フリゼールのギターとハーリン・ライリーのドラムスを迎えたトリオ編成。アンブローズ・アキンムシーレは「このアルバムは、情報によって攻撃を受けた時の私自身の反応を表現したもの」と語っているそうです。
Henya
Flux Fuelings