【目次】
世紀のジャズメン
今回の特集は12月に入り、1年の締めくくりということで、今年生誕100年(1923年生まれ)のミュージシャンの特集でした。有名どころは、ミルト・ジャクソン、ウェス・モンゴメリー、レッド・ガーランドが生誕100年ですが、今回はあまりこの番組で取り上げられていないミュージシャンが紹介されました。
Elmo Hope「Hot Sauce」
1923年6月生まれのピアニスト:エルモ・ホープのトリオ。メンバーもみんな生誕100年だそうです。ベーシスト:パーシー・ヒース、ドラマー:フィリー・ジョー・ジョーンズ。アルバム『Elmo Hope Trio』から1953年6月の録音。エルモ・ホープはバド・パウエルの幼馴染で一つ年上ということです。
Charlie Mariano「Darn That Dream」
1923年11月生まれのアルトサックス奏者:チャーリー・マリアーノ。チャーリー・マリアーノは、穐吉敏子さんのパートナーであった時期もあり、渡辺貞夫さんとの共演でも知られています。1954年か55年録音のアルバム『Charlie Mariano』より。メンバーは、チャーリー・マリアーノのアルトサックス、ジョン・ウィリアムスのピアノ、マックス・ベネットのベース、メル・ルイスのドラムス。
Barney Kessel, Ray Brown, Shelly Manne「Satin Doll」
1923年10月生まれのギタリストのバーニー・ケッセル。1957年3月録音の名盤『The Poll Winners』より。このアルバムのタイトルは、1956年から57年の音楽雑誌「ダウンビート」「メトロノーム」「プレイボーイ」の読者投票で、それぞれの楽器のベスト・プレイヤーに選ばれた3人が、ギター:バーニー・ケッセル、ベース:レイ・ブラウン、ドラムス:シェリー・マンだったことから来ているそうです。録音はロサンゼルスでエンジニアは、ロイ・デュナン。
Serge Chaloff「A Handful Of Stars」
1923年11月生まれのバリトンサックス奏者:サージ・チャロフ。33歳の若さで亡くなっているそうです。彼の最後のリーダー作『Blue Serge』より。メンバーは、サージ・チャロフのバリトンサックス、ソニー・クラークのピアノ、リロイ・ヴィネガーのベース、フィリー・ジョー・ジョーンズのドラムス。1956年3月の録音。
※津波警報のため、番組は中断となりました。