ラジオと音楽

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ジャズ・トゥナイト 2024年3月16日(ホレス・シルヴァー)

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【目次】

 

シリーズJAZZジャイアンツ 57 ホレス・シルヴァー

今回はピアニストのホレス・シルヴァーの特集でした。

1928年9月2日生まれ。コネチカット州ノーウォーク出身で父親が西アフリカの島国カーボベルデ出身。幼い頃からカーボベルデの民謡に親しんできたそうです。そしてピアノも習っていました。11歳の時に街に来たジミー・ランスフォード楽団の演奏を聴いて、音楽家になりたいと思ったそうです。高校ではレスター・ヤングに影響されてサックスを習得し、一時サックスでも仕事をしていたようです。背骨の問題などがあり第二次世界大戦の兵役を逃れて、1946年18歳の頃コネチカット州ハートフォードのナイトクラブでピアニストとして演奏活動を始めます。1950年にはスタン・ゲッツに見出されてゲッツのカルテットに参加するようになりニューヨークに進出。ここで注目を集めるようになります。

 

Horace Silver Trio「Safari

1952年10月ジーン・ラミーのベースと運命的な出会いとも言えるアート・ブレイキーのドラムスと共にホレス・シルヴァーのトリオでの録音をします。ホレス・シルヴァーのオリジナル曲。


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Horace Silver Trio

Horace Silver Trio

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Horace Silver Trio「Opus De Funk」

1953年11月の録音で後世に残る名曲。ベースはパーシー・ヒース、ドラムはアート・ブレイキー


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Horace Silver Trio

Horace Silver Trio

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Horace Silver & the Jazz Messengers「Doodlin'」

1954年2月にアート・ブレイキーホレス・シルヴァークリフォード・ブラウンのトランペット、ルー・ドナルドソンのアルトサックス、カーリー・ラッセルのベースと共にバードランドで歴史的なライブ録音を残しています。その年の11月ホレス・シルヴァーはザ・ジャズ・メッセンジャーズ名義の録音でこの曲を録音します。ケニー・ドーハムのトランペット、ハンク・モブレーのテナーサックス、ホレス・シルヴァーのピアノ、ダグ・ワトキンスのベース、アート・ブレイキーのドラムス。


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Horace Silver & The Jazz Messengers

Horace Silver & The Jazz Messengers

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Horace Silver Quintet「Senor Blues」

1956年の夏ジャズ・メッセンジャーズがやや分解のような形になります。ホレス・シルヴァードナルド・バードハンク・モブレー、ダグ・ワトキンスを連れてバンドを去ってしまいます。ホレス・シルヴァーは自身のクインテットで活動を開始します。1956年11月にアルバム『6 Pieces of Silver』を当時10代だったルイス・ヘイズを加えて録音します。


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Horace Silver Quintet「Filthy McNasty」

1961年5月ニューヨークのヴィレッジ・ゲイトでのライブ盤『Doin' The Thing』から冒頭を飾った曲。ブルー・ミッチェルのトランペット、ジュニア・クックのテナーサックス、ジーン・テイラーのベース、ロイ・ブルックスのドラムス、ホレス・シルヴァーのピアノ。


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Doin the Thing

Doin the Thing

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Horace Silver Quintet「Song For My Father」

1964年10月カーボベルデ出身のお父さんに捧げた代表作『Song For My Father』を録音します。カーメル・ジョーンズのトランペット、ジョー・ヘンダーソンのテナーサックス、テディ・スミスのベース、ロジャー・ハンフリーのドラムス。


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ソング・フォー・マイ・ファーザー+4

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Horace Silver Quintet & J.J. Johnson「Nutville」

1965年ジョー・ヘンダーソンのテナーサックスとウディ・ショウのトランペットにJ・J・ジョンソンのトロンボーンを迎えた三管編成で録音した曲。アルバムは『The Cape Verdean Blues』。ベースはボブ・クランショウ、ドラムスはロジャー・ハンフリーズ。


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The Cape Verdean Blues

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Horace Silver Quintet「Liberated Brother」

1972年録音のアルバム『In Pursuit Of The 27th Man』より。ランディ・ブレッカーのトランペット、マイケル・ブレッカーのテナーサックス、ホレス・シルヴァーのピアノ、ボブ・クランショウのベース、ミッキー・ロッカーのドラムス。


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Horace Silver Quintet「Satisfaction Guaranteed」

1996年にインパルス!レコードに移籍、1998年12月に録音したアルバム『Jazz Has a Sense of Humor』が最後の録音になり、2014年6月に亡くなります。ホレス・シルヴァーのピアノ、ライアン・カイザーのトランペット、ジミー・グリーンのテナーサックス、ジョン・ウェバーのベース、ウィリー・ジョーンズ3世のドラムス。


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