シリーズJAZZジャイアンツ (43) トニー・ウィリアムス
今回はドラマーの トニー・ウィリアムスの特集でした。
トニー・ウィリアムスは1945年12月12日シカゴで生まれ、ボストン育ち。1997年2月51歳の若さで亡くなりました。存命ならば77歳。
お父さんがジャズのサックス奏者で、幼い頃からドラムスを演奏し、9歳でドラマーになることを決心したそうです。ボストンではサックスのサム・リヴァースに見出され、ボストンのジャズクラブで演奏しながら才能に磨きをかけました。17歳の時にボストンで演奏していたのをジャッキー・マクリーンが見つけます。そしてニューヨークへ進出。マクリーンの推薦でマイルス・デイヴィスのクインテットに入ります。
Miles Davis「Agitation」
1965年マイルス・デイヴィスのアルバム『E.S.P』より。マイルス・デイヴィスのトランペット、ハービー・ハンコックのピアノ、ロン・カーターのベース、ウェイン・ショーターのテナーサックス、トニー・ウィリアムスのドラムス。ドラムソロが冒頭2分間聴けて演奏に入っていきます。
New Tony Williams Lifetime「Mr. Spock」
1975年ニュー・トニー・ウィリアムス・ライフタイムの名義で録音した最初のアルバム『Believe It』より。トニー・ウィリアムスのドラムス、ソフト・マシーンで活躍したアラン・ホールズワースのギター、アラン・パスクァのキーボードとクラリネット、トニー・ニュートンのベース。
Tony Williams「Civilization」
1992年トランペットのウォレス・ルーニー、ソプラノサックスのビル・ピアース、ピアノのマルグリュー・ミラー、ベースのアイラ・コールマンのクインテットで来日します。日本のブルーノートで行ったライブ音源が『Tokyo Live』というタイトルで記録されています。このアルバムからトニー・ウィリアムスのオリジナルの美しいバラード。