ホットピックス
Paquito D'Rivera & Chucho Valdés『I Missed You Too!』
キューバの伝説的ユニット:イラケレの黄金時代を築いたラテンジャズ界の重鎮二人、ピアニストのチューチョ・ヴァルデスと少年時代から盟友でもあるサックス、クラリネット奏者のパキート・デリヴェラが共演の60周年記念そして久しぶりの再会セッションを収めたアルバム。チューチョとパキートは1962年から共演しキューバのジャズ界の発展に大きく貢献してきました。1973年に結成されたイラケレはアメリカでも大きな話題を集め、1980年にパキートがアメリカに亡命してからは、キューバに残ったチューチョとのセッションは難しくなって長い期間一緒にできませんでした。近年、アメリカとキューバの関係が良くなって、再会ライブを重ねられるようになりました。今年1月にマイアミで行われたセッションがこのアルバムになります。
ディエゴ・ウルコラのトランペットとヴァルヴ・トロンボーン、ダフニス・プリエトのドラムス、ホセ・アルマンド・ゴーラのベース、ロベルト・ヴィスカイーノ・ジュニアのパーカッション。
Mambo Influenciado
チューチョ・ヴァルデスのオリジナル。
El Maja De Vento
チューチョとパキートの共作。
Enrico Rava & Fred Hersch『The Song Is You』
イタリアのトランペッターでフリューゲルホーン奏者のエンリコ・ラヴァとアメリカ人ピアニストのフレッド・ハーシュによる初のデュオアルバム。2021年11月スイスのルガーノ、オーディトリオ・ステリオ・モロでの録音。エンリコ・ラヴァはこのアルバムでは全編フリューゲルホーンを演奏しています。
Retrato em Branco e Preto(白と黒のポートレイト)
The Song Is You
Theo Croker Quartet『Jazz at Berlin Philharmonic XIII: Sketches of Miles』
新世代のトランペッター:シオ・クローカーがドイツのベルリン・フィル・ハーモニー管弦楽団の本拠地であるフィルハーモニーホールで昨年11月に行ったライブ演奏が収められた2枚組のアルバム。タイトル通り、マイルスの曲ばかり演奏しています。
Theo Croker Quartet & Magnus Lindgren「So What」
シオ・クローカー・カルテットにテナーサックスとフルートのマグヌス・リングレンを迎えた演奏。
Theo Croker Quartet & Berliner Philharmoniker「Sketches of Spain Suite」
マグヌス・リングレンが指揮をして、シオ・クローカーとベルリン・フィルから15人ほど管楽器の人たちが集められたメンバーでの共演。
Joey DeFrancesco「More Music」
オルガン奏者のジョーイ・デフランセスコが8月25日51歳で亡くなったそうです。
ジョーイが2021年にリリースしたアルバム『More Music』からアルバムタイトル曲。