新譜紹介
再放送が多い中、バラカンさんは収録されてるようです。新譜を紹介してくれました。
Rory Block『Prove It On Me』
ローリー・ブロックは、アメリカの古いブルーズに若い時からずっと興味を持っていた方だそうです。15年位前から戦前ブルーズの大物たちのトリビュート・アルバムを順番に出しているそうです。ロバート・ジョンソン、サン・ハウス、ミシシッピ・フレッド・マクダウエル、レヴァランド・ゲイリー・デイビス、ミシシッピ・ジョン・ハート、 スキップ・ジェイムス、ブッカ・ホワイト、ベッシー・スミス。
今回の新作はそれほど有名ではない女性のブルーズ・シンガーの曲を取り上げています。メンフィス・ミニー、マ・レイニー、ロゼッタ・ハワード、ヘレン・ヒュームズ、エルヴィ・トーマスなど。全曲お一人の多重録音だそうです。70歳。
Wayward Girl Blues
ロッティ・キンブローという方の曲だそうです。
Cindy Cashdollar『Waltz for Abilene』
シンディ・カシュドラーはローリー・ブロックと「Sisters of Slide」というユニットでスライド・ギターのコンサートをされている方。
That's No Way For Me To Get Along
シンディ・カシュドラーはギターで歌は歌わないそうです。この曲はローリー・ブロックが歌っていて、シンディはドブロ・ギターを弾いています。ローリング・ストーンズで有名な曲。オリジナルは1920年代にロバート・ウィルキンズという方が作った曲だそうです。
Lucinda Williams『Good Souls Better Angels』
4月26日の「Barakan Beat」でも紹介されたルシンダ・ウィリアムスの新譜。私の最近のヘビロ・アルバムです。
Man Without a Soul
「魂のない男」誰のことか?
(訳詞)
あなたは物欲と憎しみの男
嫉妬と疑いの男
魂のない男
どんなにお金があっても、その穴を埋められない
あなたは売り買いされる魂のない男
何もいいものをもたらさない
嘘の壁の後ろに隠れているけれど
その壁もじき崩れるでしょう
Robert Cray『That’s What I Heard』
ロバート・クレイのニューアルバム。このアルバムも好きで私の最近のヘビロです。
ロバート・クレイのデビューは1980年。40年のベテランでパワフル。
This Man
ルシンダ・ウィリアムスの「Man Without a Soul」に内容の似ている曲。同じ男のことを歌っているのでしょう。
(訳詞)
我々の家の中にいるこの男は誰だ?
彼は大問題で追っ払わなければいけない
仕事から帰ってくると、またまたいる
いつも大きい声でくだらないことを言って
You’re The One
この曲は「ディアドリック・マローン」というクレジットになっているそうです。これはペンネームで「ドン・ロービー」というレコード会社の社長のことで、特権を悪用して本当は違う人が作った曲を自分のペンネームで登録して印税を自分のものにしていたそうです。この人だけでなく昔はこういうことが結構あったそうです。
James Hunter Six『Nick Of Time』
ジェイムス・ハンターのニューアルバム。60年代初頭のR&Bの影響を大きく受け、そのまま演っている人。素晴らしいです。バラカンさん、昨年ロンドンでヴァン・モリソンのコンサートを観に行ったら、前座でジェイムス・ハンターが一人でエレキギターの弾き語りをしていたそうです。デビューは1990年代でデビュー・アルバムにヴァン・モリソンがゲストで入っていたそうです。
I Can Change Your Mind
Paradise For One
「一人でいることを楽しく感じる」という今にピッタリの曲。
Pokey LaFarge『Rock Bottom Rhapsody』
30代のポーキー・ラファージというミュージシャンのニューアルバム。「Pokey」はアメリカのスラングで「のろい」という意味だそうです。お母さんからいつも言われていてニックネームになったそうです。
Bluebird
Storm A Comin’