今回は今年最後の放送で「ウィンタースペシャル」。
バラカンさんが選んだ年間ベスト、ゲストに民謡クルセイダーズ、ライブ音源(東京ジャズとライブマジック他)の紹介でした。
ここではバラカンさんの年間ベストの一部を紹介したいと思います。
Our Native Daughters「Songs Of Our Native Daughters」
バラカンさんの今年1番のアルバムだそうです。リアノン・ギデンズを中心にしたアフリカン・アメリカン4人の女性バンド。人種差別や女性差別をテーマにした曲が多いです。イギー・ポップもこのアルバムを年間ベストに選んでいるそうです。
Black Myself
グラミー賞のベスト・アメリカン・ルーツソングにノミネートされている曲。曲を作ったのはアメジスト・キアー。メンバーは、リアノン・ギデンズ、レイラ・マッカラ、アリソン・ラッセル、アメジスト・キアーの4人。
Better Git Yer Learnin’
リアノン・ギデンズが19世紀からあるメロディーに自分で新しく歌詞をつけた曲。教育がいかに大事か訴えている。「学ぶ機会をしっかり取っておかないと消えてしまうよ」と。
Brittany Howard「Jaime」
ブリタニー・ハワードの初ソロアルバム。
子供の時に憧れていたもう一人の女性に対する歌。彼女はゲイで、このアルバムではそのような内容を歌っている曲があります。
Michael Kiwanuka「Kiwanuka」
マイケル・キワヌカの3作目のアルバム。派手さはないけどいい曲が多いです。
Piano Joint (This Kind of Love)
Wilco「Ode To Joy」
バラカンさん文章で書くのは難しいけど気に入ったアルバムのようです。
Quiet Amplifier
Specials「Encore」
デビュー40周年を迎えるスペシャルズの久しぶりの新作。オリジナルメンバーで残っているのは3人。ボーカルのテリー・ホールとリンヴァル・ゴールディング、ベースのホレス・パンター。2枚組で新作は1枚目、2枚目は今のメンバーによる往年の人気曲のライブ。2014年のパリのコンサートと2016年のロンドンのコンサートのそれぞれから選曲されています。
The Lunatics
前作の「モア・スペシャルズ」のあと、テリー・ホール、リンヴァル・ゴールディング、ネヴィル・ステイプルがファン・ボーイ・スリーというグループに別れました。その時の80年代ヒット曲「The Lunatics Have Taken Over the Asylum」をレゲエ風に焼き直した曲。
Gangsters
2014年パリのコンサートから。オリジナル・ドラマーのジョン・ブラッドバリー(故人)がフィーチャーされている、スペシャルズのデビュー曲。
Paul Pena「Paul Pena」
1972年のポール・ペナのデビューアルバムの再発売。バラカンさんお気に入りみたいです。スティーヴ・ミラー・バンドの「Jet Airliner」、スーザン・テデスキが歌っている「Gonna Move」は彼の曲だそうです。
One For The Lonely
The Time For Peace Is Now (Gospel Music About Us)
社会的な雰囲気のゴスペルの曲を集めたコンピュレーション・アルバム。音源は全て70年代前半。当時は全くと言っていいほど知られてはいなかった人たちの音源。アメリカの主に南部の小さいレーベルからシングル盤として発売されたものばかりをグレッグ・ベルソンというゴスペル・マニアが選曲。
The Little Shadows「A Time For Peace」
Willie Scott & The Birmingham Spirituals「Keep Your Faith In the Sky」
Staples Jr. Singers「We Got a Race to Run」
Norah Jones & Mavis Staples「I’ll Be Gone」
配信のみのシングル・リリース。ノラ・ジョーンズは最近1曲ずつ配信でリリースしています。80歳のメイヴィスとのデュエット。曲名からしてグッときます。
Dr. John「Live In Tokyo」
年間ベストには選ばれませんでしたが、今年6月6日に亡くなったドクター・ジョンの1992年の来日公演。
Something You Got