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僕らの青春 ニッポンロック50年 2019年12月28日(1970年代の日本のロック)

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NHK-FMの放送が始まった1969年。その前年にあたる1968年は「帰って来た酔っぱらい」が大ヒットし、「ジャックスの世界」が音楽シーンに衝撃を与えるなど、“日本のロック元年”と呼ばれています。さらに、1970年には はっぴいえんど がデビュー。日本語ロックの先駆けとして多くのアーティストに影響を与え続けてきました。それから半世紀、時代を映し出す鏡となって、音楽ファンの青春を彩ってきた“ニッポンロック”。そんな各世代のリスナーの心に響き続ける“ニッポンロック”を6時間半に渡ってお送りします。

 

日本のロック50年をリクエストで振り返る6時間半の番組。長くてとても全ては聴けませんでしたが、前半の1970年代よかったです。

 

PYG「自由に歩いて愛して」

グループ・サウンズのタイガース、テンプターズ、スパイダースが合体したスーパーグループ。かっこいい曲ですね。

 

PYGのフロントのシンガーは元タイガースの沢田研二さん、元テンプターズ萩原健一さんというスーパー・グループだった。

この頃は歌謡曲という文化が日本の音楽シーンのど真ん中にドーンとあって、ロックとかフォークは傍流、サブストリームだった。だから売れているものに対して評価が低い。グループサウンズで大変人気のあった沢田研二さんや萩原健一さんに対するアンチな空気はものすごかった。

PYGのライブを日比谷の野音で観たことがあるが、観客から「帰れ!」と怒号が飛ぶ厳しい状態だった。なので、活動は短い間で終わってしまったが、音楽的にはチャレンジ精神に溢れることを当時やっていてすごいグループだったと思う。

チャー、世良公則&ツイスト、サザンオールスターズなどが出てくるまで、日本ではロックが音楽のメインストリームにはなっていない。なので1970年代の曲はアンダーグラウンドな動きということになる。

萩原健太さん)

 

私は1970年代のアンダーグラウンド感がたまらなく好きですね。

 

はちみつぱい「塀の上で」

後にムーンライダースを結成する鈴木慶一さん率いる、グレイト・フルデッドを日本に置き換えたことをやろうとしたバンド。いいですね。

 

 

上田正樹とSOUTH TO SOUTH「最終電車

大阪を代表するバンド。ファンキーでいいですね。

 

 

近田春夫&ハルヲフォン「ブルドッグ

フォーリーブスのカバーだそうですが、パンクっぽくて歌謡曲には聞こえません。

 

 

カルメン・マキ&OZ「私は風」

 11分半に及ぶ長い曲。日本のプログレ

 

 

ジャックス「からっぽの世界」

 

70年代の前半まではテレビで洋楽がかかるようなことはなかった。テレビでかかる音楽は演歌や歌謡曲という大人の人達の音楽で、若い人達の音楽がテレビでかかることはなかった。だから若者の音楽はラジオだった。ロックが商業的になってきていいグループもいたけど、なかなか芽が出なかった。フォークソングの人達はテレビに出なくて、商業的にグループサウンズが出てきた。ラジオではグループサウンズより「はっぴいえんど」とか「フォーク・クルセイダーズ」をかけていた。

中でもジャックスっていうとっても素敵なバンドがいて、早川義夫さんがリーダーで亡くなった木田高介さんがドラム。「からっぽの世界」はいい歌で、今聴いてもジーンとくる。思い出す。(亀渕昭信さん)