音楽の裏側を覗いて(渡辺亨)
今回はドラマーの新譜が紹介されました。
Marcelo Costa「NUMERO UM」
ブラジルのマルセロ・コスタ(Marcelo Costa)。享さんは10月にマリーザ・モンチの12年ぶりの来日公演を見に行って、その時にも同行していた方。12年前の来日公演にも同行していたそうです。マルセロ・コスタは、マリーザ・モンチをはじめカエターノ・ヴェローゾ、ジルベルト・ジルなどほとんどの人との共演歴を持つ方だそうです。基本的に裏方の人ですが、今回初めてのソロアルバム。カエターノ・ヴェローゾ、ルル・サントス、トニーニョ・オルタなどが参加しています。リズムマスターなのでリズムのバリエーションが聞きどころ。1994年から1999年までの音源だそうです。新録ではなく、25年前からコツコツ1曲ずつ録音してきたもので、アルバムタイトルの「UM」は「1」という意味。第2段を出す予定もあるそうです。
「喜び」という意味。ボーカルグループのボカ・リヴリ(Boca Livre)という方と弦楽トリオが参加しています。
Terri Lyne Carrington「Waiting Game」
アメリカのテリ・リン・キャリントン(Terri Lyne Carrington)の新譜。アフリカン・アメリカンの女性ドラマーの最高峰。アフリカン・アメリカンのジャズ系女性ミュージシャンの総まとめ役。
このアルバムは社会状況を描いた曲が多く、共演者はエスペランサ・スポルディング、ミシェル・ンデゲオチェロ、ニコラス・ペイトン、アーロン・パークス、マシュー・スティーブンス、デリック・ホッジという錚々たるミュージシャン。今のアフリカン・アメリカンのジャズを作っているミュージシャン達が参加。
Love(feat. Debo Ray)
ジョニー・ミッチェルのカバー。ボーカルはデボ・レイ(Debo Ray)という方です。ベース:エスペランサ・スポルディング、キーボード:アーロン・パークス。
トピックス(渡辺亨)
Mayra Andrade「Manga」
マイラ・アンドラーデ(Mayra Andrade)は、キューバ生まれ。ご両親はカーボベルデの方。本人はセネガル、アンゴラ、ドイツなどで育っているマルチ・カルチュアルな方。カエターノ・ヴェローゾを敬愛しているそうです。
Afeto
「ウィークエンドサンシャイン」でピーターさんが紹介していましたが、1月25日7:20-11:50は1000回記念の特番だそうです。