ラジオと音楽

ラジオから知った音楽のこと書いていきます

萩原健太のotonanoラジオ 2019年10月22日

 

ゲスト:鮎川誠さん

シーナ&ロケッツとしては41周年、鮎川さんとしては1968年からなので51年。すごいです。ギターを弾き続けられて幸せと仰っています。71歳だそうですが、ロック好き少年がそのまま年を取られたような方で、お話聞いていて楽しくなります。

シーナ&ロケッツは四人、シーナは天国行ったけど」というバンド愛。

 

 

シーナ&ロケッツ「キス・ミー・クイック」

「チャンネル・グー」という初期のアルバムに収録されています。このアルバムは細野晴臣さんプロデュースで高橋幸宏さんと坂本龍一さんも参加しています。

 

KISS-ME-QUICK

KISS-ME-QUICK

  • シーナ&ザ・ロケッツ
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
チャンネル・グー(紙ジャケット仕様)

チャンネル・グー(紙ジャケット仕様)

 

 

 

Yellow Magic Orchestra「Day Tripper」 

鮎川さんはYMOのアルバム「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー(Solid State Survivor)」で「Day Tripper」と「Solid State Survivor」の2曲ギターを弾かれています。鮎川さんのバンド体験1曲目が「Day Tripper」だったので喜んで弾かれたそうです。キース・リチャーズの影響で5弦ギター(オープンG)で弾かれているそうです。

 



鮎川さん

この録音をした時はビートルズがリリースしてから十何年も経っていたけど、このレコーディングから40年。学生時代からロックを聴いて、ホワイト・ブルース・ブームが来て、それに夢中になった。その時、ロバート・ジョンソンやチャーリー・パットンやサン・ハウスというような古いブルースまで求めていった。その間隔よりもっと経っているのに今日聴いてこのYMOサウンドは全然いけてる。未来な音を作ったんだなぁ。

 

萩原さん

ビートルズがこの曲を作った時は、彼らがものすごく憧れていたR&Bの感じを取り入れて作った。そのままではなくて彼らの独特のイギリス人ならではの感覚と融合して不思議なビートルズ版の「Day Tripper」が出来上がった。それをまた今度は彼らが憧れていたソウル・ミュージックの黒人のアーティストであるオーティス・レディングが取り上げた。夢のような瞬間だったと思う。

 

Otis Redding「Day Tripper」

 

 

 

鮎川さんは友部正人さん、三宅伸治さんと「3KINGS」というユニットを作られているそうです。三宅伸治さんがステージで友部さんを「フォークの王様」、鮎川さんを「ロックの王様」と紹介したことからこのネーミングになったそうです。

三宅さんは清志郎さんのことも「KING」「ボス」って呼んでましたからね。清志郎さんは「KING」は「Kiyoshiro Imawano NG」の略と言ってましたが。 

王様のノイズ [3KCD-0002]

王様のノイズ [3KCD-0002]

 

 12月13日「yokohama 7th AVENUE」でライブを演られるそうです。