ラジオと音楽

ラジオから知った音楽のこと書いていきます

ワールドロックナウ 2019年7月28日

 

新譜紹介

 

Psychedelic Porn Crumpets「And Now For The Whatchamacallit」

 オーストラリア出身で3rdアルバム。渋谷さん曰く「音楽のおもちゃ箱をひっくり返したような ごちゃごちゃな音作り」。バンド名にあるように、70年代のサイケデリックサウンド、メロディーはポップ。サマーソニックにも登場するそうです。

  

Keen for Kick Ons?

Keen for Kick Ons?

  • provided courtesy of iTunes
ワッチャマコーリット

ワッチャマコーリット

 

 

 

Africa Express「EGOLI」

デーモン・アルバーンが率いるアフリカ・エクスプレス。7月14日のロンドン情報でも紹介されました。

City In Lights (feat. Nick Zinner, Otim Alpha, Mahotella Queens & Georgia)

City In Lights (feat. Nick Zinner, Otim Alpha, Mahotella Queens & Georgia)

  • Africa Express
  • アフリカ
  • ¥150
  • provided courtesy of iTunes

アフリカのミュージシャン沢山の参加の元にただ単にアルバムを作ったりライブをやったりというのではなく、大きな文化的交流を目指して沢山の音源やライブや文化的事業を全部インクルードして一つの運動体として続けられているプロジェクトだそうです。このアルバムは南アフリカで7日間で仕上げたそうです。渋谷さん曰く「今回はすごく西洋的で、現代のポップ・ミュージック寄り」。聴きやすい方なんですかね。

Bittersweet Escape (feat. BCUC, Nonku Phiri & Mr Jukes)

Bittersweet Escape (feat. BCUC, Nonku Phiri & Mr Jukes)

  • Africa Express
  • アフリカ
  • ¥150
  • provided courtesy of iTunes

もともとこのアフリカ・エクスプレスというのは、アフリカのミュージシャン達と一緒に列車を借り切って100名にも及ぶミュージシャンを乗せてイギリスの各駅をずっと周って毎晩4時間に及ぶショーなどを開催しながら最終的にはロンドンのキングス・クロスでで5時間に及ぶスペシャル・ライブをやるという「2012アフリカ・エクスプレス UKトレイン・ツアー」をやったそうです。やることをやって辿り着いたのが西欧的で洗練されたビートとアレンジと世界観の中でアフリカのミュージシャン達が自分達のパフォーマンスをきっちりやるというステータスになったということです。

I Can't Move (feat. Blue May, Sibot, Mr Jukes, Moonchild Sanelly & Damon Albarn)

I Can't Move (feat. Blue May, Sibot, Mr Jukes, Moonchild Sanelly & Damon Albarn)

  • Africa Express
  • アフリカ
  • ¥150
  • provided courtesy of iTunes
EGOLI[帯・日本語解説・ボーナストラックDLコード付き国内仕様盤/AFEXCDJ002]

EGOLI[帯・日本語解説・ボーナストラックDLコード付き国内仕様盤/AFEXCDJ002]

 

 

 

Willie Nelson「Ride Me Back Home」

2017年「なんてこったい!(God's Problem Child)」、2018年「ラスト・マン・スタンディング(Last Man Standing)」と続いた ”死をテーマにした三部作” の最後を飾るアルバム。

ライド・ミー・バック・ホーム

ライド・ミー・バック・ホーム

  
なんてこったい!

なんてこったい!

 
ラスト・マン・スタンディング

ラスト・マン・スタンディング

 

 

Stay Away from Lonely Places(遠くて近いどこかに)」

人は寂しいというのはどういうことなのか、それに対処するのはどういうことなのか、すごくシンプルに短いフレーズで歌われています。

(訳詞)

寂しい場所に近寄るんじゃない

とにかく人の群れの後を着いて行って、いつもよく知っている人達の周りにいるんだ

音楽を大音量でかけて、あらゆるパーティーで人目につくようにして、

流行りの服を着て、しばらくの間、寂しい場所には近寄るんじゃない

一人ぼっちで生きることを学ぶまでは、寂しい場所に近寄るんじゃない

そしたら誰かが腕を伸して待っていて、少なくとも夜明けまでは一緒にいてくれる

そして覚えておくことだ、悲しみや微笑みを忘れた心にはびこる

からしばらくの間、寂しい場所には近寄るんじゃない 



「Just the Way You Are(素顔のままで)」

 ビリー・ジョエルのカバー。渋谷さんも絶賛してましたが、僕もこのアルバムで一番好きです。

(訳詞)

俺を喜ばせようとして、変わろうとしないでくれ

今まで一度だって俺をがっかりしたことのないお前

見られすぎちゃったから、もう会わないなんて夢にも思わないよ

苦難の時もお前を離したりはしない

二人はこんな遠くまでやって来れたなんて

素晴らしい時代を体験してきたのだから悪い時代も受け入れよう

ありのままのお前を受け入れるつもりだよ

知りたいんだ、お前はずっと昔から知っている懐かしい彼女のままでいてくれるかな

俺がお前を信じるように、お前が俺を信じてくれるにはどうしたらいいんだろう

そうさ愛しているんだ、それは永遠に変わらない、そのことを心から約束するよ

もうこれ以上愛せっこない程に、ありのままのお前を愛しているんだ

 

「One More Song to Write(そしてもうひとつ)」

 泣けます。

(訳詞)

書かなきゃならない歌がもうひとつ、どうしようもない状況がもうひとつ

終わりのない夜がもうひと晩

思いしらされなきゃいけない教訓がもうひとつ

登るべき山がもうひとつ

それは俺の心のどこかにあって、これだって時には分かるはず

書かなきゃいけない歌がもうひとつあるんだ

乗らなきゃならない馬がもう一頭

もう隠しておく秘密なんてひとつもないし、もう太陽を見つめることもない

子馬たちが駆けるのを見たいだけ

もう山分けする賞金もない

隠しておく秘密なんて何にもないんだ

俺の人生は開かれた本そのもの、ページをめくって見てやってくれ