6月25日〜29日のパーソナリティはギタリストの村治佳織さんです。
プロフィール:3歳からお父さんの村治昇さんにクラシックギターの手ほどきをうけ、10歳から福田進一さんに師事しました。様々なコンクールに出場したり、国内外の演奏会で演奏を行っています。CDデビューは1993年、高校卒業後はパリのエコール・ノルマルに留学、アルベルト・ポンセさんに師事しました。2003年には英国の名門クラシックレーベルDECCAと日本人としては初のインターナショナル長期専属契約を結ぶ。昨年ソロ・アルバム「シネマ」をリリースしています。
小さい時から天才ギタリストと呼ばれ、久米宏さん司会のニュースステーションに出られたのを覚えています。東京国際ギターコンクールは1992年に14歳で優勝。弟さんの村治奏一さんも1998年に優勝されているギター一家です。
華やかな経歴の一方でとても苦労されている方で、2005年と2011年に右手後骨間神経麻痺(橈骨神経麻痺)、2013年に舌腫瘍と病気を克服されています。
実は私、2011年7月から2019年3月までクラシックギターを習っておりまして、村治さんのCDやラジオは聴かせていただいております。復帰後のアルバム「ラプソディ・ジャパン」の最後の曲「カヴァティーナ」がすごくいいです。弟の奏一さんとデュオで寄り添うように弾かれています。
ラジオも毎週土曜日20:00〜20:54 J-WAVE「RINREI CLASSY LIVING」という番組をされています。
さて、村治さんのお気に入りの5枚です。
「Learning How To Fly」Tuck & Patti
天才ギタリスト村治さんでさえ「一人で弾いているの?」と思うTuckさん(旦那さん)の超絶ギターとPatti さん(奥さん)のブルージーなボーカル。
「Piano Nightly」矢野顕子
ピアノ弾き語りアルバムで、坂本龍一、宮沢和史、大貫妙子、高野寛、友部正人、細野春臣、小坂 忠などの楽曲のカバー。独特な矢野さんの世界観で見事に塗り替えられています。
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
このアルバムはいいですね。欲しくなりました。番組ではかかりませんでしたが、1曲目がマーラー「交響曲 第5番 嬰ハ短調 第4楽章:Adagietto」。この曲は「きらクラ!」に松本隆さんがゲストで出られた時(2018年9月9日)に一番好きな曲と紹介されてから聴くようになり、私のヘビーローテションです。松本さんも仰ってましたが「生と死の境目」を感じる曲です。
「Mercury Falling」Sting
このアルバム初めて聴きました。村治さんはこのアルバムからStingを聴き始めたそうですが、1996年発売なので私は殆ど音楽を聴いていない頃で、これ以前のPolice時代、ソロは「The Soul Cages」くらいまでのStingしか知りませんでした。七拍子、九拍子という変拍子が使われている曲がある(例えば2曲目の「I Hung My Head」は九拍子)と仰ってましたが、ポップスぽくないリズムの感じはしますね。
「はじめてのピアノレッスン」谷川公子
谷川公子さんはギタリスト渡辺香津美さんと公私に渡るパートナー。村治さんとは2016年から「ココ・エ・カオリ」というユニットで活動されおり、村治さん休養期間中に一番お話をされた方の一人が谷川さんだそうです。心の支えでもあるんですね。
来週は鈴木茂さんなのでまた聴こうと思います。