旅するギタリスト村治佳織ロングインタビュー
今回の「RADIO SWITCH」は、クラシックギタリストの村治佳織さんでした。
佳織さんのソロで2曲、弟の奏一さんとデュオで2曲演奏してくれました。
聞き手は、月刊誌スイッチ編集長、新井敏記さん。
ギターの面白さは「自分の体と一緒に成長していく」ことだそうです。3歳の時から始めた時の小さなギターから少しずつ大きくなって、標準のギターになって、自分の音色を探すように好きな楽器を見つけて、一緒に旅しているような形があるそうです。
村治さんが最近大事にしている言葉は「なりゆき」だそうです。自分から熱い目標を見つけて「皆んなついて来て!」みたいなタイプではなく、チャンスや機会がやって来た時にそこに乗れる自分でありたいそうです。「なりゆき」とは言え、一度決めたらそれに向けて頑張るということはしていますと仰ってました。やっぱり凡人ではないと思いました。
村治佳織「Merry Christmas Mr. Lawrence」
1983年の映画「戦場のメリークリスマス」で坂本龍一さんが作られたテーマソング。4年前に50歳で亡くなったギタリスト:佐藤弘和さんのアレンジ。坂本龍一さんもこのアレンジをすごく気に入っているそうです。
村治さんのお宅はギター一族です。お父さんの昇さんはギター教室の先生、佳織さんは1992年の第35回東京国際ギターコンクールで優勝、弟の奏一さんは1998年第41回東京国際ギターコンクールで優勝。佳織さんは福田進一さん、奏一さんは鈴木大介さんに師事されました。
村治佳織 with 村治奏一「プライドと偏見」
2018年のアルバム『シネマ』に入っている曲。
『シネマ』は全て映画音楽のアルバムです。
村治佳織 with 村治奏一「ニューシネマパラダイス 愛のテーマ」
鈴木大介さんのアレンジ。
7月6日に91歳で亡くなったエンニオ・モリコーネさんの作曲。
村治佳織「Cavatina」
映画「ディアハンター」のシーンを思い出す曲です。
佳織さんと奏一さんがデュオで弾く時は即興を入れる珍しい曲ということです。