ニキー・ホプキンズ特集
今回は多くのミュージシャンと共演した鍵盤奏者ニキー・ホプキンズ(ニッキーじゃないんですね・・)の特集でした。
ニキー・ホプキンズは1944年生まれ。6歳くらいからピアノを始め、子供の頃にイギリスの王立音楽院に奨学金をもらって入ります。16歳で辞めてスクリーミング・ロード・サッチ率いるサヴェージズのメンバーになります。その後シリル・デイヴィスのメンバーになりますが、1964年にシリル・デイヴィスは31歳で亡くなり、ニキー・ホプキンズもクローン病という難病になってしまいます。1年半入院し、14回も手術をしたそうです。健康上の理由から、ライブを演るのは諦めて、スタジオ・ミュージシャンとして演っていくことに決めたそうです。フー、キンクス、ローリング・ストーンズ、ビートルズなどのレコーディングに参加しています。
Quicksilver Messenger Service「Edward, The Mad Shirt Grinder」
1969年にサンフランシスコのバンド:クイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィスのアルバムに参加します。3作目の『Shady Grove』ではニキー・ホプキンズは暫くメンバーとして参加していたそうです。この曲はニキー作曲のインストゥルメンタルの曲。ニキー・ホプキンズとローリング・ストーンズのブライアン・ジョーンズがロックオペラを作ろうとしていたそうで、そのタイトルがこの曲のタイトルだったそうです。
Joe Cocker「You Are So Beautiful」
ニキー・ホプキンズのピアノをフィーチャーした1974年ジョー・コッカーがロサンゼルスで録音した名曲。この曲を録音した時、ジョー・コッカーは泥酔していたそうで、間違って1番を2回繰り返してしまったそうです。あまりにもフィーリングが良かったのでこれで良しとなったそうです。
Jerry Garcia Band「Lady Sleeps」
1975年ニキー・ホプキンズはジェリー・ガルシア・バンドに半年程参加していたそうです。ベースのジョン・カーン、ドラムスのロン・タットと4人で演っていたそうです。2009年に発売された『Let it Rock』という2枚組CDより、ニキーが作った曲。