望みの音楽
The Rolling Stones「I Wanna Be Your Man(彼氏になりたい)」
1963年10月にリリースされたローリング・ストーンズの2枚目のシングル曲。ジョン・レノン & ポール・マッカートニーから提供されたもので、ビートルズのバージョンも約1ヶ月後にリリースされています。
Nina Simone「I Want A Little Sugar In My Bowl」
ベッシー・スミスが1931年に録音した同名曲をベースに作られた曲。ニーナ・シモンは自分の辛い人生に砂糖のような甘いもの、ささやかな喜びや希望が欲しいと歌っています。ニーナ・シモンは人種差別や夫からの暴力など過酷な人生を送りました。1967年リリースのアルバム『Nina Simone Sings the Blues』収録曲。
H.E.R.「Hopes Up」
三上さんの選曲。現在24歳の女性R&B系アーティストでシンガーソングライターのハーことガブリエラ・ウィルソン。2019年第61回グラミー賞でR&B部門受賞に輝いたアルバム『H.E.R.』より。
Sam Amidon「I Wish I Wish」
この曲は元々英国のトラディショナルで、「自分の赤ん坊が産まれたらいいのに」という願望と、「もし自分の娘たちが死んでしまったら」という怯えが交錯しているが、「私は酸っぱいリンゴの木に甘いリンゴが実る日が来ることを願っている」という一節から最終的には望みを捨てていないということが伺えます。トラディショナル・フォークの再構築にも情熱を傾けている米国のシンガーソングライター:サム・アミドンが2013年にリリースしたアルバム『Bright Sunny South』より。