ラジオと音楽

ラジオから知った音楽のこと書いていきます

音楽遊覧飛行 2020年6月22日-25日(ハニャ・ラニ、エディカンフォ)

 

エキゾチッククルーズ~世界のパーカッション(サラーム海上

 

毎月第4週はサラーム海上さんのエキゾチッククルーズ。楽しみにしています。今回のテーマは「世界のパーカッション」。大迫力の太鼓アンサンブルからカスタネットやタンバリンの超絶技巧、ガラガラまで世界のパーカッションを紹介して頂きました。 

 

Hania Rani『Home』

 ポーランドのポスト・クラシカルの女性ピアニスト:ハニャ・ラニの新作。昨年ピアノ音楽専門のフェス「ピアノエラ」で来日されたそうです。

ホーム【日本盤ボーナストラック収録】

ホーム【日本盤ボーナストラック収録】

 

 

F Major

ピアノという楽器の特性をフルレンジで示して、彼女の音楽的モチーフであるフロー(流れ)を表現した曲。



 

 

Edikanfo『The Pace Setters』

ブライアン・イーノが1981年に西アフリカ:ガーナの首都アクラに赴きエレクトリックハイライフ、アフロファンクのバンド:エディカンフォをプロデュースした幻のアルバムが39年後に再発となりました。1981年当時のブライアン・イーノは、アメリカのニューウェイブバンド:トーキング・ヘッズの名盤『Remain in Light』をプロデュースしたばかり。このアルバムはアフロビートの要素を取り入れロックにおけるリズムの歴史を変えた作品として大ヒットしました。イーノはイギリスのレコード会社を通じてエディカンフォを紹介されました。エディカンフォは既にベテラン・バンドで、しっかり音楽性が出来上がっていた為、アルバムを作るにあたり、イーノはプロデューサというよりも、レコーディング・エンジニアやミキサーとして腕を発揮したようです。1980年代初頭ということで音楽的にはディスコ色が非常に強く、さらにアフリカン・パーカッションが散りばめられています。そのために後に欧米のDJたちによって、アフリカン・ディスコの幻の名作として再評価されるようになりました。アルバムは当時日本でもエディカンフォ・ジ・アフリカン・スーパー・バンドの『大地の賛歌』というタイトルが付けられ発売されました。しかし、バンドは1981年に始まったガーナの軍事政権の影響を受け、国内で活動が続けられなくなり、そのまま解散してしまったそうです。

「今回の再発がきっかけで、かつてのメンバーが集まって再結成に結びついたりしたらいいですね」とサラームさん。

The Pace Setters

The Pace Setters

  • アーティスト:Edikanfo
  • 発売日: 2020/05/08
  • メディア: CD
 

 

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