ラジオと音楽

ラジオから知った音楽のこと書いていきます

Daisy Holiday! 2020年4月12日(細野晴臣、ヴァンパイア・ウィークエンド)

 

手作りデイジー= Stay Home

 

いつもゲストをお迎えしての番組ですが、新型コロナ対策でしばらくは細野さんお一人での放送となるそうです。仕方ないですね。早く収束して欲しいものです。

 

先週のゲストは林立夫さんだったのですが、その時の細野さんのお話で印象的だったものがあったので掲載させて頂きます。

 

細野さん:植物は人間が出現する前からいる。

林さん:確かに。

細野さん:整えてくれてる、酸素出して。そこに人間が来て、植物のお陰で暮らせている。薬も抗生物質も全部そう。植物が全部やってくれている。

林さん:シャーマンって、どの草が何に効くか知っている家系なんでしょ?

細野さん:そう。薬草の専門家。

林さん:一般人は雑草にしか見えない。

細野さん:彼らはすごい。薬草の効果を知ってるから、いかに強いものか。採取する時にお祈りをして「今日はこれくらいにしておきます」と宣言する。薬草の中の大きなものに挨拶をする。宣言して御供物して感謝をして採取する。それくらい謙虚な気持ちでないと薬草は扱えないものなんだと思う。本当は。

林さん:それは代々家系だけで踏襲されるんでしょ?

細野さん:そうなんだろうね。

林さん:一般にはその知恵は出ていかないんだろうね。

細野さん:本当の専門家だよ。彼らはみんな煙草吸うんだよ。煙幕張るわけ。煙草の煙を祖先との交信に使う。

林さん:細野さんの都合のいいように言ってない?

細野さん:言ってないよ。アメリカのネイティブに会って、連れてかれて、アナサジっていう遺跡を見ながら煙草を吸えって言われて、煙によって交信するんだと言われて。でも肺に吸わなくていいと言うんだけど。

林さん:ふかすだけでいいんだ。煙がポイントなんだね。

細野さん:彼らはパイプっていうのは儀式だから。パイプを回す。

林さん:ジェシ・デイヴィスのジャケットがそうだよね。

 

ジェシ・デイヴィスの世界

ジェシ・デイヴィスの世界

 

 

 

さて、今回かかった曲からピックアップ。 

  

細野晴臣「Smoko Memories」

細野さんのデビュー50周年の映画『NO SMOKING』のための書き下ろし曲「No Smoking」のカップリング曲。先月配信されました。「Smoko」というのはオーストラリアの作業員たちが一服する大事な場所でしたが最近は無くなってきているそうです。

8月末に予定されていたライブは来年に延期になったそうです。

Smoko Memories

Smoko Memories

  • provided courtesy of iTunes

 

 

Vampire Weekend Feat. Danielle Haim「2021」

細野さんの1984年に発売されたカセットブック『花に水』にヴァンパイア・ウィークエンド(Vampire Weekend)が歌をつけたもの。昨年発売されたアルバム『Father of the Bride』に収録されています。