年末恒例 大蔵ざらえの音楽
今年最後の放送は、渡辺亨さんとかけたかったけれどもテーマに合うものがなかったり、今年の新譜でかけられなかった曲の特集。
Silvia Iriondo&Juan Falu「Antiguo Renzo」
松村さんの選曲。今年8月にリリースされたアルゼンチンのシルビア・イリオンド & フアン・ファルーの新譜。ボーカルとギターの二人だけの演奏。歌とギターだけだと音に隙間が出来てしまうが、その隙間がいい感じ。
A San Juan
Gaby Moreno&Van Dyke Parks「¡SPANGLED!」
ギャビー・モレーノ & ヴァン・ダイク・パークスの今年リリースされたコンセプチャルなアルバム。1曲目が「Across the Borderlin」というのは、メキシコとの間の壁が世界の分断を招いていると訴えているそうです。
このアルバムはバラカンさん、細野さんも取り上げていましたね。
The Immigrants
Philip Bailey「Love Will Find a Way」
アース・ウィンド・アンド・ファイアーのボーカリスト:フィリップ・ベイリーの新譜。チック・コリア、スティーヴ・ガッドのようなベテランジャズ系ミュージシャンとのセッションとロバート・グラスパー、カマシ・ワシントンという今のジャズシーンを代表するミュージシャンとのセッションに分けられます。
享さん「トピックス」でも取り上げていますね。どうしてももう一曲かけたいということでセレクトされました。
Billy Jack
カーティス・メイフィールドのカバー。歌い方そっくり。ベースが最高。
Janelle Monae「The ArchAndroid」
享さんが一番印象深かったのが7月のジャネール・モネイのライブだそうです。ジャネール・モネイジはカンザスシティ出身で拠点はアトランタ。R&B、ヒップ・ホップなど現在のアフリカン・アメリカンの音楽全てを代表する女性シンガー。過去100年のアメリカのブラック・ミュージックを全て集約している人ではないかと仰っていました。またLGBTQにおいても現代を象徴する人だそうです。
2010年デビューアルバムから2曲紹介されました。昨年リリースされた「Dirty Computer」は聴いたのですが、このアルバムは聴いていなかったので聴こうと思います。
Cold War
Tightrope
お知らせがありました。
「世界の快適音楽セレクション」は1月25日が1000回目の放送となります。
そこで時間を拡大しまして、7:20から4時間半に渡って放送いたします。
1999年から始まったこの番組のファン感謝デーとして、皆様からいただいたリクエストにお応えするコーナー、ゴンチチの蔵出しライブ音源もお届けいたします。
選曲家の御三方には「一生に一度は聴いて欲しい音源」をエピソードを交えてご紹介いただきます。
どうぞお楽しみに。
12月28日と1月4日は特番のためお休み。1月11日が次回の放送となります。