テーマ:送る音楽
Vinicius De Moraes、Toquinho「トムへの手紙74(Carta Ao Tom 74)」
ヴィニシウス・ヂ・モライス(Vinicius De Moraes)は、リオデジャネイロ生まれの作詞家、詩人、作家、外交官。1950年代末に彼の作詞、アントニオ・カルロス・ジョビンの作曲、ジョアン・ジルベルトの歌とギターによって生み出された音楽は「ボサノバ(新しいセンス)」と呼ばれ世界に広がっていきました。
一方トッキーニョ(Toquinho)は、ブラジル サンパウロ生まれの歌手、ギタリスト、作曲家。このコンビの活動は1969年頃からヴィニシウスの亡くなる1980年まで続きました。
「トムへの手紙74(Carta Ao Tom 74)」は、1974年リリースの二人の共演アルバム「Vinicius & Toquinho」からの1曲。トムはアントニオ・カルロス・ジョビンのこと。50年代末から60年代始めにかけて一緒に活動したトムに対して贈られた、また一緒に音楽を作りたいというヴィニシウスのメッセージとなっています。
「覚えやすく、胸にきます」(松村さん)。
藤川パパQのディスカバー・カバー
7月に亡くなったジョアン・ジルベルト(Joao Gilberto)さんの追悼。
1931年6月10日バイーア州の生まれ。2019年7月6日にリオデジャネイロのご自宅で亡くなられました。88歳。
歌とギターでボサノバを作り出した人。メジャーからのデビュー・アルバムが1959年リリースの「想いあふれて(Chega De Saudade)」。アントニオ・カルロス・ジョビン作曲・ピアノ、ヴィニシウス・ヂ・モライス作詞、三人が素晴らしい曲をどんどんこの時代に作り出して送り出していきました。
Joao Gilberto「想いあふれて(Chega De Saudade)」
ちょうど60年前のボサノバ第1号と言われている曲。
Joao & Bebel Gilberto「想いあふれて(Chega De Saudade)」
1980年にジョアンがアメリカに行って帰国したのち、ブラジルのテレビ局に出演してライブを行いました。娘さんのベベウ・ジルベルト(Bebel Gilberto)さんが一緒に歌っています。この時ベベウさんは14歳。
「ジョアン・ジルベルト・ライヴ!」というアルバムになっています。
「ジョアン・ジルベルトを探して」 というリオデジャネイロで撮影された音楽ドキュメンタリーが上映されているそうです。
また、来年この番組は1000回を迎えるそうで特集番組をされるそうです。今までかかった曲からもう一度聴きたい曲のリクエスト募集という告知がありました。