ラジオと音楽

ラジオから知った音楽のこと書いていきます

ウィークエンドサンシャイン 2019年11月23日

 

今週はDr. JohnとFleetwood Macの小特集という感じでした。

 

Dr. John「The Mojo of Dr. John」

 Dr. JohnがMac Rebennackと名乗っていた頃の楽曲やCRAZY CAJUNというテキサスの小さなレーベルの頃の楽曲、80年代イギリスで行われたライブなどをまとめた2枚組CD。残念ながらApple Musicでは見つけられませんでした。

 

Mojo Of Dr. John

Mojo Of Dr. John

 

 

Doghouse Blues

Doghouseとは相手に怒られている状態、仲間外れにされているような状態を言うそうです。

 

 

 

Shining As Hard As I Can (Dying In the Forest)

環境問題に取り組んだ曲。樹木の立場で「一生懸命輝こうとしているけれど森の中で死につつある。」と歌っているそうです。

 

 

 

 

Fleetwood Mac「Before The Beginning」

私がフリートウッド・マックFleetwood Mac)を聴いたのは80年代なので、 スティーヴィー・ニックスがボーカルの頃なのですが、それ以前のピーター・グリーンが中心だった頃のフリートウッド・マック。全然別のバンドと言ってもいいでしょう。

これまで発表されていなかった音源が3枚組CDとして出ました。

 

Before The Beginning: Live 1968-1970

Before The Beginning: Live 1968-1970

 

 

The Woman That I Love

B.B. Kingのカバー。1968年フリートウッド・マックが結成された頃のライブ。

 

 

ピーター・グリーンは1966年「ジョン・メイオール&ザ・ブルース・ブレイカーズ」にエリック・クラプトンの後釜として入ります。エリック・クラプトンは既にクリームでギター・ヒーローになっているので、彼の代わりに入るというのは相当プレッシャーがかかることでした。しかしながら、1967年「A Hard Road」というアルバムで個性的な演奏を聞かせてくれます。このアルバムはイギリスのトップ10に入ったそうです。

そしてこの頃ドラマーとして入ってくるのがミック・フリートウッド。しかし、酒を飲みすぎてジョン・メイオールにすぐにクビになったそうです。ミュージシャンでそういう話は多いですね。

そして、ミック・フリートウッド(ドラム)とピーター・グリーン(ギター)、ウマのあったジョン・マクヴィー(ベース)、エルモア・ジェームスのようなギターを弾くジェレミー・スペンサー(ギター)でフリートウッド・マックが結成されます。

 

 

Have You Ever Loved A Woman

フレディ・キングのカバー。エリック・クラプトンが「いとしのレイラ」で歌っているのが有名です。バラカンさんはこの頃のフリートウッド・マックのライブをイギリスで見ているそうです。羨ましい。

 

 

 

I Loved Another Woman

ピーター・グリーンはハーモニカも上手でスタジオ録音だとハーモニカをオーバー・ダビングしていたそうです。

ラテン風リズムの曲でオーティス・ラッシュを彷彿させます。ピーター・グリーンはオーティス・ラッシュが大好きだったそうです。シングルで出す「ブラック・マジック・ウーマン」(後にサンタナがカバー)に雰囲気が似ています。

 

 

 

I Believe My Time Ain’t Long (Version 1)

もう一人のギタリスト、ジェレミー・スペンサーバラカンさん曰く「エルモア・ジェームスの真似しかできない人」だそうです。必ず数曲彼がリード・ボーカルをとってエルモア・ジェームスばりの曲を演奏したそうです。

 

 

 

Willie And The Hand Jive

ジョニー・オーティスが50年代に歌い、エリック・クラプトンがカバーして有名になった曲。

 

 

 

1968年もう一人ダニー・カーワンというギタリストが加入して「アルバトロス」を発表します。番組ではかかりませんでしたが、この曲は不思議な感じですよね。

当時ブルース・バンドとしては誰も売れるとは思っていなかったそうです。メインストリームのDJが日中帯の番組でかけて大ヒットしたそうです。

 

 

「ウィークエンドサンシャイン ウインタースペシャル」12月28日(土)7:20-11:50の4時間半放送されるそうです。バラカンさんの年間ベスト、面白いライブ音源などを紹介してくださるそうです。楽しみです。

リスナーが選んだ年間ベストは1月に紹介されるそうです。

 

 

松尾潔のメロウな夜 2019月11月18日

 

前回聴き逃してしまったので、11月18日10:00〜10:50に11月11日の再放送、23:00〜23:50に11月18日の本放送を聴きました。

 

11月11日の再放送では、ティードラ・モーゼス(Teedra Moses)がよかったです。

ティードラ・モーゼスを何度か番組で紹介されたそうですが、そんなにインパクトはなかったという印象のようです。2000年代にちょっと懐かしい1990年代のR&Bを演っていた印象があるそうです。2004年にリリースされた「Complex Simplicity」というアルバムで一躍有名になり、今年は発売15年を記念して「15周年記念エディション」が発売されました。

 

Teedra Moses「 Complex Simplicity: 15th Anniversary Edition」 

 

Be Your Girl

 

 

今なら間に合うスタンダード(第32回)

 

Cheryl Lynn「Got To Be Real」

1978年シェリル・リン(Cheryl Lynn)のデビュー曲で代表曲。

TOTOデヴィッド・ペイチとそのお父さんのマーティー・ペイチのバックアップによりデビューしたそうです。

 

The Best Of Cheryl Lynn: Got To Be Real by Cheryl Lynn

The Best Of Cheryl Lynn: Got To Be Real by Cheryl Lynn

 

 

R&Bチャートで首位、総合チャートでも最高12位とヒットしたそうです。

TOTOデヴィッド・ペイチのプロデュースですが、TOTOのメンバー全員が参加している訳ではなく、ギターはスティーヴ・ルカサーではなく、何とレイ・パーカー・ジュニアだそうです。

シェリル・リンは1957年生まれ。21歳の時のこのデビュー曲で一躍有名になり、ソウルというよりはディスコ・クイーンというイメージで数年間突っ走ります。

 

 

Daisy Holiday! 2019年11月18日

 

ゲスト:Reiさん

ゲストはシンガー&ギタリストのReiさん。26歳の若手です。

4歳からクラシック・ギターを始めたそうです。当時はニューヨークに住んでいて、TVでギターを弾く女性を見てギターを買ってもらったそうです。通っていた学校が小学校一巻のところだったので、お兄さん、お姉さんに混じってビッグバンドでJazzブルースを弾くようになったそうです。5歳の頃だそうです。

2015年にCDデビュー。最新作「SEVEN」は7作目。

クラシック・ギターを演っていた関係で渡辺香津美さんが大好きで、それがきっかけでYMOが好きになったそうです。子供の頃FMで演っていた1979年NYボトムラインYMOワールドツアーをカセットに録音してずっと聴いていたそうです。「パブリックプレッシャー」では坂本龍一さんのシンセに渡辺香津美のギターが置き換わっているのですが、このカセットでは渡辺香津美さんのギターが入っているそうで、何度も聴いたそうです。

 

Rei「SEVEN」

SEVEN(通常盤)

SEVEN(通常盤)

 

 

 

DANCE DANCE

 スペインのジャズ・フェスに出て影響を受けて作った曲だそうです。ギターが無茶苦茶上手いし、歌も元気が良くていいと思います。

 

DANCE DANCE

DANCE DANCE

  • Rei
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

ビートルズなど60年代の曲を学校でカバーするようになって、歌を歌い始めたそうです。歌唱力は自分が思うようにはいかなかったそうで(ギターは思うように弾けるそうですが)、苦手意識がここ数年で克服して歌うのが楽しくなってきたそうです。

 

 

 11月18日のNHKFM「ミュージックライン」にもゲスト出演されました。

卓越したギタープレイとボーカルを持つシンガーソング・ライター&ギタリストとしてジャンルを超えた独自の音楽を作り続けている兵庫県生まれのアーティストとして注目されてますね。素晴らしい。