【目次】
Tina Turner『Private Dancer(40th Anniversary Edition)』
ティナ・ターナーの『Private Dancer』の40周年記念盤が発売になりました。
当時のティナ・ターナーはアイクと離れて低迷期でしたが、オリビア・ニュートン・ジョンのショーに出演した時にオリビアのマネージャーだったオーストラリア人のロジャー・デイヴィスと出会ったそうです。ティナ・ターナーは「私はマネージャーが今必要なんです。とにかく仕事したい。」と訴えて、ロジャー・デイヴィスもティナ・ターナーのクラブのらライブを観てすごいと思い「よし、わかった、スターにしよう」と決めたそうです。
B.E.F. Feat. Tina Turner「Ball Of Confusion(Remix)」
1981年にヘブン17というイギリスの二人組が『Penthouse and Pavement』というアルバムを出しました。テクノポップ風にポップやソウルの曲を蘇らせるような活動をしていました。彼らがB.E.F.(British Electric Foundation)でソウルの大物をたちに昔の歌を80年代的な雰囲気で歌ったもらうアルバムを作っていたそうです。その曲の一つがテンプテーションズの「Ball Of Confusion」でした。これはジェームス・ブラウンに歌ってもらうつもりでいたそうですが、急遽ジェームス・ブラウンがやらないことになり、二人はロサンゼルスまでティナ・ターナーに会いにいきました。ティナは低迷中でしたが上手く誘うことができて、録音のためにロンドンに渡りました。この曲はヨーロッパでヒットしたそうです。
Tina Turner「Help!」
アメリカのキャピトル・レコードがティナ・ターナーをアメリカで何とかしようと考えるための仮契約をしたそうです。そこでビートルズの「Help!」をクルセイダーズをバックに録音したそうです。これはレコード会社が色々考えているうちに時間が経ってしまい、リリースされなかったそうです。『Private Dancer』が出た時にアメリカ以外のアルバムに収録されたそうです。番組ではシングル・エディットがかかりました。
Tina Turner「Lets Stay Together」
1983年の初めにデヴィッド・ボウイがニューヨークに来ます。アルバム『Let's Dance』を作っていて間もなく発売するところだったそうです。ニューヨークのレコード会社の人達のための試聴会をやるために行ったそうです。そのレコード会社の人達と晩御飯を一緒に食べることになっていたのですが、デヴィッド・ボウイは最も好きな歌手のライブを観に行くので食事会は休ませてくださいと言ったそうで、それがティナ・ターナーのことだったそうです。デヴィッド・ボウイがそれだけティナを持ち上げていたので同じレコード会社の違うレーベルでしたが、結局ティナの契約を進めることになったそうです。彼女が再びB.E.F.と一緒に録音することになってロンドンに再び渡ります。マネージャーが彼女がやればいいじゃないかと思うプレイリストを作っていて、トップにあったのがアル・グリーンの「Lets Stay Together」だったそうです。ティナはスタジオでワンテイクで収めたそうです。番組ではシングル・エディットがかかりました。1983年11月にシングルが発売されてイギリスでチャートの6位まで上がりました。これが大きなきっかけとなって『Private Dancer』も大ヒットします。
Tina Turner「What's Love Got To Do With It (Dub Mix)」
「What's Love Got To Do With It」のダブ・ミックス。