ラジオと音楽

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ウィークエンドサンシャイン 2021年1月30日(フィル・スペクター特集)

 

フィル・スペクター特集

1月16日に81歳で亡くなった伝説のレコード・プロデューサー:フィル・スペクターの追悼特集でした。2003年にナイトクラブのホステスを自分の家に連れて帰り、その後警察に電話をして「どうやら私は人を殺したみたいだ」と言い、6年後の2009年に裁判の結果、刑務所に入りました。その後ずっと刑務所の中で、コロナウィルスに感染し呼吸器にも繋がっていたようですが、残念ながら亡くなったそうです。

 『Back to Mono』というフィル・スペクターの作品を沢山集めた4枚組のボックス・セットから沢山曲がかかりました。「世界の快適音楽セレクション」の選曲をされている湯浅学さんもリクエストされていました。

Phil Spector: Back to Mono

Phil Spector: Back to Mono

  • アーティスト:Spector, Phil
  • 発売日: 1991/11/12
  • メディア: CD
 

 

プレイリストです。

 

01. Da Doo Ron Ron / The Crystals // Back To Mono
02. To Know Him Is to Love Him / Teddy Bears // Back To Mono
03. Twist & Shout / Top Notes // Twist & Shout
04. Spanish Harlem / Ben E. King // Back To Mono
05. On Broadway / The Drifters // The Drifters Golden Hits
06. He’s A Rebel / The Crystals // Back To Mono
07. Then He Kissed Me / The Crystals // Back To Mono
08. Be My Baby / The Ronettes // Back To Mono
09. Christmas (Baby Please Come Home) / Darlene Love // Back To Mono
10. Not Fade Away / Rolling Stones // Singles Collection - The London Years
11. Play With Fire / Rolling Stones // Singles Collection - The London Years
12. This Could Be The Night / The Modern Folk Quartet // Back To Mono
13. You've Lost That Lovin’ Feelin’ / The Righteous Brothers // Back To Mono
14. River Deep, Mountain High / Ike & Tina Turner // Back To Mono
15. You Came, You Saw, You Conquered / The Ronettes // Back To Mono
16. Black Pearl / Sonny Charles & The Checkmates // Back To Mono
17. The Long And Winding Road / The Beatles // Let It Be
18. Instant Karma / John Lennon // Power To The People - The Hits
19. Love / John Lennon // Plastic Ono Band
20. My Sweet Lord / George Harrison // Let It Roll
21. Baby, I Love You / Dave Edmunds // Subtle As A Flying Mallet

 

 

ここではビートルズ関連の楽曲を掲載させて頂きました。

 

The BeatlesThe Long And Winding Road

Let It Be

Let It Be

  • アーティスト:Beatles
  • 発売日: 1991/07/20
  • メディア: CD
 

 

毎週日曜日21:00-22:00「ディスカバー・ビートルズ」でも丁度『Let It Be』の特集でした。杉真理さんの「The Long And Winding Road」の解説を掲載させて頂きました。

 

1969年1月31日ルーフトップ・コンサートの次の日に録音されたものがアルバム・バージョンに使われているそうです。『Abbey Road』発表後の次の年の1970年にフィル・スペクターがコーラス、ストリングス、ブラスを重ねていったそうです。1970年4月1日に女性コーラス14名、オーケストラ36名の50名でのダビングがあり、リンゴ・スターだけ参加しているそうです。ポール・マッカトニーは「何たることをしてくれたんだフィル・スペクター」と怒ったと言われていますが、フィル・スペクターに「音が足りないから被せて」と言ったアラン・クレインに腹を立てていたとコメントしているそうです。ベースはジョン・レノン

 

 

John Lennon「Instant Karma」

『Let It Be』の前にフィル・スペクタージョン・レノンのこのソロ・シングルを作っていて評判が良かったそうです。

 

 

 

John Lennon「Love」

この曲が収録されてる『Plastic Ono Band』、次のアルバム『Imagine』もフィル・スペクターのプロデュースだそうです。

PLASTIC ONO BAND

PLASTIC ONO BAND

  • アーティスト:JOHN LENNON
  • 発売日: 2010/10/04
  • メディア: CD
 

 

 

George Harrison「My Sweet Lord」

ジョージ・ハリスンの『All Things Must Pass』もフィル・スペクターのプロデュースだそうです。ただこの時のフィル・スペクターはアルコールに溺れていたそうで、どこまで関わっていたかは謎だそうです。

All Things Must Pass

All Things Must Pass

 

 

 

1974年にフィル・スペクターは自動車事故に巻き込まれて、微かに脈があるからということで警察官が彼を病院に連れていって何とか生き残ったそうです。顔に300針、頭の後ろに400針縫ったそうです。後年、カツラをつけるようになったのは、このことが原因かもしれないということです。激動の人生を歩まれた方ですね。ご冥福をお祈り致します。