リトル・リチャード特集
今回は5月9日に87歳で亡くなったリトル・リチャードの追悼特集でした。
1932年ジョージア州メイコン生まれ。お父さんは密造酒のウィスキーを売っていたそうです。お母さんは音楽好きで、両親とも敬虔なキリスト教徒で、リトル・リチャードも子供の時から教会に通って好きなゴスペルを聞いていたそうです。ピアノを習って、10代から地元で音楽をやるようになったそうです。歌い方はゴスペルの影響を受けているそうです。1953年にョニー・オーティスのバンドで何曲か録音します。音楽だけでは生計が建てられないので、メイコンのグレイハウンド・バスの駅で皿洗いの仕事をしていたそうです。
Little Richard「Long Tall Sally」
ビートルズでも有名な曲です。オリジナルは1956年。
Little Richard「Tutti Frutti」
1955年に録音されたヒット曲。当時エルヴィス・プレスリーもチャック・ベリーもデビューはしていますが、これほど爆発的なロックンロールは驚かれたそうです。リトル・リチャードのヒット曲は1956年から57年にかけてかなりの数が出ているそうです。
リトル・リチャードは一度ロックンロールをやめたそうです。バイブルスクールに入ってキリスト教の勉強をしてゴスペルを歌うようになったそうです。1958年から1962年まではゴスペルしか歌っていなかったそうです。
1962年のサム・クックのイギリス・ツアーにリトル・リチャードも一緒に行くようになり、そこで以前のロックンロールを歌ったところ、すごく盛り上がったので、またロックンロールに戻ったそうです。
ビートルズがデビューする前にハンブルグのナイトクラブでよく演奏しており、スタークラブということろでリトル・リチャードがトリでビートルズが前座をやっていたそうです。ビートルズはリトル・リチャードの演奏をすごく勉強しました。ポール・マッカートニーはリトル・リチャードに直に歌い方やギターの弾きを教えてもらったそうです。当時ビートルズはお金がなくて、リトル・リチャードは毎晩のようにジョン・レノンが食べるステーキのお金を出していたと言っていたそうです。
Little Richard「I Saw Her Standing There」
1970年ビートルズのカバー。
1960年代半ば、リトル・リチャードのバンドのギタリストはジミー・ジェイムス、後のジミ・ヘンドリックスです。ジミヘンはリトル・リチャードにすごく憧れていたそうです。
Little Richard「Going Home Tomorrow」
ジミヘンが参加した1963年録音の曲。
Little Richard「Lawdy Miss Claudie」
この曲もジミヘンが参加しています。1963年。
Little Richard「I Don’t Know What You’ve Got But It’s Got Me」
リトル・リチャードのバンドのメンバーだったドン・コヴェイ(Don Covay)の曲。
Have Mercy! the Songs of Don Covay
- アーティスト:Have Mercy! The Songs of Don Covay
- 発売日: 2012/07/03
- メディア: CD