ラジオと音楽

ラジオから知った音楽のこと書いていきます

ワールドロックナウ 2019年11月10日

 

新譜紹介

 

Foals「Everything Not Saved..2」

前作「Everything Not Saved Will Be Lost - Part 1」の評判がよく第二部の作品。前作が踊っているアルバムとすれば、今回は走っているアルバムということ。

Everything Not Saved..2

Everything Not Saved..2

 

 

Black Bull

 

The Runner

 

 

Neil Young「Colorado」

クレイジーホーストの久しぶりのアルバム。2012年「Psychedelic Pill」以来です。ニール・ヤングがクレイジー・ホースと演る時は「俺は今この歌を歌うんだ」という思いがある時。

 

キャリアがありながら、時代と密接にリンクしながらアクチュアリティのある作品を発表し続けているアーティスト全員に言えることは、演奏すること、歌うこと、新しい曲を作る必然性、時代との緊張感を常に持っていて、「どうしても歌わなくてはいけないこと」を持っている。「どうしても歌わなければ、鳴らさなければいけない音」を持っている。歌う必然において緊張感を持っている。

ニール・ヤングの「歌いたいことがあって、伝えたいことがあって」という思いがこのアルバムに溢れている。

 

Colorado

Colorado

 

 

Think of Me

(訳詞)

空に雁の群れを見つけたら、俺を思い出してくれ

お前の深い海を潜りながら、雁のように翼を広げて飛んで

お前の大草原も駆け抜けていける

俺を思い出してくれ

俺は長生きする

そして喜んでお前に報告してやりたい

世界は外に向けて開いていて

俺はハイウェイの標識も見た

電線を飛び越えながら

チャンスに恵まれなかったかのように

生きるお前を見守っていた

俺を思い出してくれ

 

 

 

Olden Days

 (訳詞)

俺は在りし日に生きている

途中で友達を見つけてきた

今ここで一緒にいる奴もいれば、消えてしまった奴もいる

みんなどこへ行ったんだ?

どうして俺の前から消えたんだ?

大事な存在だったのに

でも今は分かる

ずっと俺の心の中にいるのだと

 

 

 

Rainbow of Colors

このアルバムで歌いたいこと、伝えたいことを象徴する曲。

(訳詞)

色んな色の虹がある古きアメリカには

白く塗りつぶすことは誰にもできない

でもこう言ってくる人もいるだろう

皆が入れる余地はないと

連中は戻るべきなんだと

各々の死場所に

そこにあるのは打ちひしがれた人生

チャンスは全く残されていない

指導者たちは声をあげた

壁のあちら側で

色んな色の虹がある古きアメリカには

白く塗りつぶすことは誰にもできない

でもこれだけは言える

我ら民衆は強いのだと

歌の中の兄弟たちと姉妹たちはこれからもずっと俺たちと歌うはずだ

そしてこれからもずっと強くあり続ける

民衆が声を上げて壁が全てなくなれば

色んな色の虹がある古きアメリカには

白く塗りつぶすことは誰にもできない

 

 

 

 

Jeff Lynne's ELO「From Out Of Nowhere」

70年代のELOが蘇ったと渋谷さん仰ってましたが、確かに懐かしいテイストの曲が並んでいます。このアルバムは前作から4年のインターバル、その前のアルバムは15年、その前のアルバムも15年と40年で3枚しかアルバムが出ていません。

2017年のウェンブリー・アリーナでのコンサートが成功して自身をつけ、このアルバムにつながったそうです。

 

フロム・アウト・オブ・ノーウェア(スタンダード・エディション)

フロム・アウト・オブ・ノーウェア(スタンダード・エディション)

 

 

 

From Out of Nowhere

 

 

Sci-Fi Woman

 

 

Time of Our Life

 

 

海外情報(NY情報)

松尾さんの番組でも紹介されたカニエ・ウエストの新譜が紹介されました。

 

もろゴスペルの作品。カニエ曰く今回このような作品を作ることになったきっかけは、2年前に精神的病で病院に入っていた時から作り始めたそうです。その時に神について書きたいと思って、自分が立ち直るためにも。その時思ったことがきっかけで、今は神の子となったことで奴隷ではなく自由になれたのだと。そのような自由を得たのでそれを広めるためにゴスペルを歌うんだということです。

12月25日のクリスマスには連作「JESUS IS BORN」というアルバムを発売するそうです。JESUSの道を進むようです。

 

Kanye West「JESUS IS KING」

JESUS IS KING

JESUS IS KING

 

Selah

 

Follow God

 

ジャズ・トゥナイト 2019年11月9日

 

グルーヴィー! ジャズ・オルガン

 

今回はジャズ・オルガンの特集でした。

オルガンと言っても色々種類があるそうで、我々が一番馴染みがあるのは「足踏みオルガン」。ハーモニカと同じような構造で空気を吹きこんで音を出す簡易なオルガン。

その対極にある簡易でないのは「パイプオルガン」。教会やホールにある。

ジャズで最も使われるのは「電気オルガン」。1934年にアメリカの発明家ローレンス・ハモンドが開発した楽器。ハモンドオルガンと呼ばれます。

正確に言うと電気オルガンと電子オルガンは違うそうです。ハモンドオルガンは電気的にモーターで羽みたいなものを回して色んな周波数の音を作るそうです。電子オルガンは発振器を使って音を出すそうです。

 

Fats Waller、his rhythm & his orchestra「The Jitterbug Waltz」

ハモンドオルガンを最初にジャズに取り込んだのがピアニストのファッツ・ウォーラーFats Waller)。1942年の録音。この時代はスピーカーから音が出ている楽器はすごく少なくて、ほとんどが楽器自体が生で鳴っているものだったそうです。この時代にスピーカーを置いて演奏するのは、ハモンドオルガンとエレクトリックギター、スチールギターくらいだったそうです。足にボリュームペダルがあって、それで音の大小をつけていたそうです。職人ですね。

 

 

 

Count Basie & The Kansas City7「I Want A Little Girl」

ファッツ・ウォーラーにオルガンを習ったのがカウント・ベイシーCount Basie)だそうです。出だしのホワンホワンという音はトランペットだそうです。「ど根性ガエル」と大友さん表現されてました。

 

 

Jimmy Smith「Sweet Georgia Brown」

ジャズ・オルガンの王様ジミー・スミスJimmy Smith)。ハモンドオルガンにはベースを足で弾けるようになっているそうで、バンド編成はオルガン、ギター、ドラムだそうです。オルガンのベースラインは独特のグルーブ感になるそうです。これまた職人ですね。

 

 

 

”BIG” John Patton「I'll Never Be Free」

ジョン・パットンはジミー・スミスに影響を受けたオルガニスト。ギターはグラント・グリーンです。

 

 

 

Pat Bianchi「In the Moment」

番組プロデューサー一押しの2018年発売のアルバム。さすが一押し。いいです。

 

IN THE MOMENT

IN THE MOMENT

 

 

Crazy

ウィリー・ネルソンの曲です。

 

 

 

 

世界の快適音楽セレクション 2019年11月9日

 

テーマ:職業の音楽

 

Pilot「Magic」

パイロット(Pilot)はスコットランドで結成されたグループ。1974年から75年米国でリリースされてヒットしました。昔は子供の憧れの職業と言えばパイロット。

すごく懐かしく感じる曲です。

 

 

 

尾藤イサオあしたのジョー

プロボクサー「あしたのジョー」。松村さん、最近漫画の原作を読まれたそうで、ここまでやるかという内容の濃さに驚かれたそうです。今は表現できないような内容もあり、戦後間もない貧しい日本の時代。私も大好きな漫画で、息子も大好きです。

 

 

 

トピックス(渡辺亨)

Hania Rani&Dobrawa Czocher「Biala flaga」

2015年のアルバム。ハニャ・ラニ(Hania Rani)は、ポーランドの女性ピアニスト。来日されるそうです。このアルバムはチェロ奏者のドブラヴァ・チョヘル(Dobrawa Czocher)と出したアルバム。

 

ビアワ・フラガ(白い旗)

ビアワ・フラガ(白い旗)

 

 

ポーランドのことは尋ねないで(Nie Pytaj O Polske)

ポーランドのレプブリカというロックバンドのカバーだそうです。ポーランドはかつてナチスに侵攻されたりした暗い歴史があるということを歌った曲だそうです。