ラジオと音楽

ラジオから知った音楽のこと書いていきます

Daisy Holiday! 2019年10月21日

 

ゲスト:川添象郎さん

 

今週から何回に渡り先日恵比寿ザ・ガーデンホールで開催された『細野さん みんな集まりました!』のDay4 「細野さんと語ろう! ~デイジーワールドの集い~」の模様が放送されます。

 

川添象郎さんはYMO時代のプロデュサー。8月14日のNHKFM「今日は一日“YMO”三昧」にも出られてすごく面白い話を聞かせてくれました。

今回も内容は細野さんがYMOを構想されて、衝撃のファーストアルバムを出されて、アメリカツアーをして大ブレークする時の話をしてくれました。「三昧」の時はYMOの方はどなたもいらっしゃらなかったので寂しかったですが、今回は細野さんとの掛け合いですごく楽しかったです。

 

 

川添さんはスパニッシュ・ギターの名手で、細野さんは川添さんのギターを借りて「HoSoNoVa」をレコーディングしたそうです。

 

ローズマリー、ティートゥリー

ローズマリー、ティートゥリー

  • provided courtesy of iTunes

 

YMOのツアーは川添さんがリーダー。大変だったそうです。外国人相手の交渉。

THE GREEK THEATREのライブは前座。しかも音を下げられてしまう。これを舞台監督に交渉して音を大きくした(話はもっとえげつなかったですが)。そして1曲目からバカウケしたそうです。

 

BEHIND THE MASK



この話を聞いて細野さんはショービジネスのバックグラウンドは非常に大事なんだなと思い、川添さん無くしてはYMOの成功はなかったと思っているそうです。そして、川添さんのような音楽を非常に大事に思っているプロデューサは今はいないとも思っているそうです。

 

この川添さんのお話が印象的でした。

「音楽を好きなだけでなく、エンターテイナーに気持ちよく仕事をしてもらわなければ何も始まらないですから」

 

村井邦彦さんという当時のアルファレコード社長ですごい優秀な作曲家。彼の勇断、決断、蛮勇がなければYMOの世界的成功はなかった」

 



 

COSMIC SURFIN' 

 

村井さんがこのバカウケした映像をNHKに売り込もうと言って、憂鬱な話題が多い9時のニュースで流してもらい視聴率22%、2200万人がこの映像を見たそうです。

 

細野さん:なかなかやりますよね。

川添さん:あなた達は好き勝手作ってるだけど、売る方は考えなきゃいけないんだから!  大変なんだから!

細野さん:その当時は全くそういうこと知りませんでした。

川添さん:そうでしたか?!でもまあ餅屋餅屋ですからね。音楽を作る人、芸術を作る人、それを広める人、分業しないとね。

細野さん:日本の芸能界でそういう動きって特殊ですよね。当時は歌謡界ですからね。疎まれたりしたんでしょうね。

川添さん:村井さんも僕もそういうのに無頓着。二人ともミュージシャンだから。

インディペンデント・レコード会社で始めましたから。

細野さん:アメリカの会社みたいでしたよね。

川添さん:何でもかんでもやってみようという精神が旺盛でした。やりたい放題でした。

細野さん:音楽のことしか考えていませんでした。

川添さん:1時間4万円のスタジオ代のこととか考えていなかったよね。

細野さん:アルファスタジオに遅刻した時、川添さんに注意されました。そのおかげで遅刻はいけないんだと思いました。

 

 

ワールドロックナウ 2019年10月20日

 

新譜紹介

 

Post Malone「Hollywood's Bleeding」

 

アメリカ、イギリスで初登場1位。トップチャート走っているアルバム。

 

 

 

 

Circles

 

 

 

Take What You Want (feat. Ozzy Osbourne and Travis Scott)

ポスト・マローンはもともとメタルがルーツだそうです。この曲はオジー・オズボーンとのコラボ。

 

 

このアルバムは割とダークだそうです。

ポスト・マローンは24歳にして天文学的成功を納めた。その中にいるプレッシャー。

この状況でいかに自分は戦っていくのかという思いが一貫して歌われているそうです。

自分の成功によって周りの友達がどんどん敵になってしまうという状況を歌ったり。

テイラー・スイフトと同じように「良い曲を作っていく」それ以外に戦う方法はないんだという決意。

 

 

Goodbyes (feat. Young Thug)

(訳詞)

俺の頭の中から出て行ってくれ

俺のベッドルームから出て行ってくれ今夜

俺にはお前は救えない

だって俺が救ってもらいたいくらいなんだから

さよならは苦手なんだ

 

 

 

Myself

(訳詞)

だってこれが俺の生き方

これまで訪れた全てその場所で

本来の自分で訪れたかった

心残りばかり

たくさんつぎ込むだけつぎ込んで

それでもまだ満足しない

本来の自分で訪ねたかった

君のはとこがポーランドに住んでいるんだね

そうそう、そこでショーをやったばかり

みんなショットをガンガン飲みまくって

エスを安売りしてるけれども

俺はノーって言わせてもらう

だってこれが俺の生き方

これまで訪れた場所全てで

本来の自分で訪ねたかった

心残りばかり

たくさんつぎ込むだけつぎ込んで

それでもまだ満足しない

本来の自分で訪ねたかった

アメリカンドリームってやつ

みんな信じることにうんざりしている

もう気にするのはやめよう

気にすることに何の意味もなくなるまで

もう俺は信じることにうんざりなのさ

このアメリカンドリームってやつ

もう気にするのはやめよう

気にすることに何の意味もなくなるまで

だってこれが俺の生き方

これまで訪ねた場所全て

本来の自分で訪ねたかった

心残りばかり

たくさんつぎ込むだけつぎ込んで

それでもまだ満足しない

本来の自分で訪ねたかった

 

 

ザ・ソウルミュージックII 2019年10月19日

 

今月、来月は他の番組の関係で1回だけの放送です。寂しいですね。

オダイ・ジュンコさんの時代に木曜夜毎週やっていた時が懐かしい・・

 

ニューリリース

Jessy Wilson「Phase」

アリシア・キーズジョン・レジェンドのバック・コーラスで活躍されていたそうです。ゆったりとしたソウル。

 

f:id:radiomusic:20191019204317p:plain 

 

Love & Sophistication

 

 

 

秋のメロウソウル特集

 

なにを持ってメロウソウルというか。大人の音楽。なにを持って大人か。

ガンガン歌っちゃう人はメロウソウルとはあまり相性がよくない。

「どちらかと言えばサウンド志向の人。歌い込みすぎずに美しいコード進行。気持ちいいグルーブ。そこに愛のメッセージを乗せていく。」というのが村上さんの定義だそうです。これこそがメロウソウルの創設者ではないかという人が二人いるそうです。バリー・ホワイトアイザック・ヘイズ

 

Barry White「I've Got So Much To Give」

 

松尾さんの番組聴いていても今ひとつメロウな曲というのが自分としては理解できていないところあります。

 

 

リクエストコーナー

10月19日が誕生日ということでリクエストでした。

初めて聴きましたが、すごい迫力、声量!

 

Jennifer Holliday「And I Am Telling You I'm Not Going」

 

 

 

 次回は11月9日(土)です。忘れずに聴かないと。