【目次】
ロビー・ロバートスン特集(1)
今回は8月9日に80歳で亡くなったロビー・ロバートスン(ロバートソンではないようです)の追悼特集その1でした。
Ronnie Hawkins & The Hawks「Who Do You Love?」
ザ・バンドになる前のホークスという名前のバンドの時代の曲。ロニー・ホーキンスというロカビリー歌手のバックバンドを務めていたそうです。1963年の録音で、ロビー・ロバートスンは19歳の頃だそうです。
John Hammond「Down In The Bottom」
ボブ・ディランにロビーたちを紹介したのがジョン・ハモンドだそうです。ジョン・ハモンドの1965年のアルバム『So Many Roads』にロビーとリーヴォン・ヘルムが参加しています。マイク・ブルームフィールドがピアノで参加しているそうです。
The Band「The Night They Drove Old Dixie Down」
この曲は南北戦争末期のテネシーの貧しい農家ヴァージル・ケインという人が一人称で歌っている設定になっています。リーヴォン・ヘルムはザ・バンドのメンバー5人の中で唯一アメリカ南部のアーカンソーの生まれ。彼のために、カナダ人のロビーがこの曲を作って、世界の誰よりも説得力を持ってリーヴォンが歌えるために作った曲だそうです。南軍を擁護しているわけでなく、一個人の立場を想定した曲だそうです。
戦争が起きるとどちらが正しいということではなく、どちらの側にも犠牲になる個人がたくさんいることを忘れてはならない、とバラカンさんが仰っていました。