世界の新作
今週はサラーム海上さんの「エキゾチッククルーズ」。テーマは「世界の新作」。
コロナ禍でも新人からベテランまで世界中のアーティストの新作を紹介して彼らの音楽活動を応援しようという企画です。
Matej Starkov「Kairos」
中央ヨーロッパ:スロバキアのロックバンド「PARA」のギタリスト:マタイ・スタコフのソロアルバム。ピアノやストリングスを中心とした映画音楽のようなインストアルバム。
オラが国のスター
アメリカの弦楽四重奏団「クロノス・カルテット」が紹介されました。
「クロノス・カルテット」は1973年にバイオリニストのデイヴィッド・ハリントンによってシアトルで結成されました。1978年にニューヨークへ拠点を移し、バイオリンのジョン・シャーバとビオラのハンク・ダットが加わり、現在の主要メンバーが揃いました。チェロはメンバー交代を繰り返していますが2013年からサニー・ヤンが担当しています。この秋には約17年ぶりの来日公演が予定されていましたが、コロナ禍によりキャンセルとなってしまいました。
Kronos Quartet「Tabu」
ラテンの名曲に挑んだ2002年のアルバム『Kronos Quartet: Nuevo』より、日本では昭和のドリフターズのコントで有名な曲。
Kronos Quartet「Where Have All the Flowers Gone?(花はどこへ行った)」
アメリカの公民権運動の担い手となったフォーク歌手:ピート・シーガーの作品を取り上げた、この秋にリリースとなった最新作『Long Time Passing』より。
今ピート・シーガーの曲を取り上げるのは、アメリカで世論を二分しているBLM(ブラック・ライヴズ・マター)、黒人に対する暴力と人種差別の問題への彼らのサポートと言えるそうです。
ロング・タイム・パッシング:ピート・シーガーを讃えて (CD)
- アーティスト:クロノス・クァルテット・アンド・フレンズ,KRONOS QUARTET AND FRIENDS,KRONOS QUARTET,Lee Knight,Meklit,Brian Carpenter,Maria Arnal,Sam Amidon,Aoife O'Donovan
- 発売日: 2020/10/11
- メディア: CD